乳がんの母を看取って思うこと

乳がんの母を看取って思うこと

乳がんの闘病生活6年(在宅医療)を得て母は旅立ちました。

末期癌との闘いというのは想像を絶するものがありました。
前向きに治療に取り組みましたが、最後の3ヶ月は痛みに泣き叫び、
のたうちまわりましたたらーっ(汗)

母は西洋医学での治療を拒み、東洋医学での治療を希望しました。
実際のところ、家族でかなりの言い争いになりました。
結局「苦しんで死のうとも手術や抗がん剤は受けたくない!」
そう言って母は泣き崩れ、私たちの説得は届きませんでした。
手術や抗がん剤は受けない方針で家族で協力することになったのです。

というのも、
母は持病の治療のため30年ヨーガや菜食を続け、健康を取り戻した人。
50代になってからも更にヨーガを究めるため、
ヨーガ療法学会の認定ヨーガ教師という資格を取得しました
(インドで有名な資格のようです)。猛勉強をしたと言っていました。
いくつになっても努力し続ける母には尊敬の念ぴかぴか(新しい)を抱きます。

とはいえ、
そのヨーガを指導しながら自分が癌になってしまった。
ヨーガに対して泥を塗ってしまうのではないかという思い。
健康に長生きしようと言ってきた生徒さんを裏切るのではないかという思い。
辛かったと思います。
完治とまではいかなくても東洋医学で癌と共存して生きようとしたのです。
(本人の中ではステージ2くらいで)
そして、誰にも言わないでほしい。それが母の願いでした。
孤独だったと思います。

しかし、
そんな母が「やっぱり手術したい。」

そう言うようになるほど、癌とは恐ろしいものなのです。
時すでに遅く、ステージ4で手術不可能。
高額の治療器具や玄米菜食、月10万円以上のサプリ、保険適用外の治療・・・
希望をもって治療に取り組みましたが、大きな効果はありませんでした。
「癌細胞だけを狙い撃ちする!」そんなサプリを複数試しましたが、
最初の1ヶ月目は少し効いて、その後は癌細胞が対応してくる。
そんな繰り返しだった気がします。
臓器への転移はしなかったものの2.5cmだった腫瘍は直径17cm
にもなり葡萄の房のような状態。
腫瘍からは、臭い液体が滴り落ち、日に日に少しずつ体力、気力、肉、骨・・・
癌細胞は全てを奪ってゆきました。
1年前にできていたことが~6か月前にできていたことが~
1か月前できていたことが~日に日に何もできなくなってゆきます。

最後の3ヶ月は、
麻薬系の痛み止め(モルヒネ)も効かず、
痛みに泣き叫び在宅医療ではなすすべがなくなりました。
「もう、がんばれないから死なせて!」
「日本ではなぜ、安楽死が認められていないの?」
泣きながら叫ぶ母に、返す言葉はなく無言で抱きしめるだけでした。

亡くなる1か月前から何も食べることができなくなり、吐き続けました。
「もう、在宅の限界・・・楽にしてあげることができないよ・・・」
そう伝えてから数日後(亡くなる10日ほど前)、自分でホスピスに行くと言いました。
ホスピスへ入院して2日目、1人でトイレに行くことができなくなりました。
深い眠りにつきながら旅立つ準備に入ったのです。

こんな方の記事を見て思うものです。
「初期癌で○○というサプリメントを飲みながら抗がん剤を投与し、手術をしました。
○○サプリが効いて、抗がん剤の副作用も軽く髪も抜けませんでした。
手術を受けた時は検査時より小さくなっており、腫瘍も完全に摘出することができました。
今では癌になる前より元気です。」
癌の宣告を受けた全ての人がなぜそのように回復しないのか?

なぜ、毎年、癌の新薬が開発されるのか?
癌というものは100人いれば100通りというほど、場所、進行、性質が違う上
大変適応能力が高い細胞のようです。
他の乳癌の方のブログも拝見しましたが、転移した場所や進行によって
足に麻痺がでたり、骨が折れたり、リンパや口の中が腫れたり・・・
そして、抗がん剤の副作用で吐き気、じんましん、髪が抜ける・・・等
一人ひとり、違った症状で進んでゆきます。
1ヶ月後、自分がどうなっていくか誰にもわかりません。
抗がん剤や放射線、サプリも最初は効いていたのにだんだん効かなくなった。
ということを、他の方の話や母を通して知りました。
癌細胞は本当に頭の良い細胞で、すごいスピードで臨機応変に対応してきます。
母の場合、腫瘍に動脈が作られており、そこから栄養を吸い上げ、
どんどん大きくなっていました。
恐るべき能力、これでは手術は不可能です。

全ての治療において、ある人には効いてもある人には効かない。
自分に効果のある治療に巡り合うのは、宝くじをあてるようなもの。
そんな風にさえ思ってしまいました。
遺伝子の問題や心の働きや目に見えない何かも働いているのだろうとも思います。
それでも自分に合う治療や薬に出会い、たとえ末期ガンでも生還している人も
いるのですから、望みをもって治療を試してみないことにはわかりません。

個人的には初期の方は、
すぐに治療法の情報を収集して治療を開始し、できるなら手術してほしいです。
病院の先生はたくさんの患者さんを診ています。
医者任せにせず、患者側も調べて治療法を提示すると
「その治療は効果があるかもしれません。○○病院を紹介します。」
などと、言って下さる場合もあります。
癌細胞の分裂は想像を超えるほど早いです。食事療法やサプリでの治療をお考えの方は
それだけでは追いつけないと思うので、他の治療も併用してほしいと思います。
時間はありません。
個人的にはサプリは3ヶ月飲んで効果がなければ変えた方が良いです。
経済的な問題もありますが、できる範囲で西洋医学、東洋医学、先進医療、
心の問題、全て取り入れて最短で最小の苦しみで治療して、
ガンが消えてくれたら~と、心から思います。
最初の治療に出し惜しみ(お金)しないことも大切です。

最近、【ガン難民】という言葉を目にしました。
「医師の治療説明に納得できる治療方針を選択できなかった患者が、
治療方法や医師や病院を探し求めて、途方に暮れながら彷徨っている
がん患者さんたち」のことだそうです。
しかも、癌の患者さんの50%がこのガン難民に該当しているのだそうです。
今の日本の医療体制からいって、やはり西洋医学を基本に、東洋医学や
代替医療を取り入れるのがよいのかなと、個人的に思います。
西洋医学の技術は素晴らしいものがありますし、日々、進化しています。
ただ、副作用等は東洋医学や代替医療でカバーできればいいなと思います。

癌の治療方法を考える時、
自分の考えに凝り固まらず、家族の意見に心を傾け、いろんな治療を視野に入れて
ほしいです。ネットや本はもちろん、友達や親戚からの情報も大切です。
家族仲は風通しのよいものにしておきたいものです。
日本人の3人に1人がかかるという癌。周りは体験者が多いものです。
初期の頃、家族の意見に耳を貸さなかった母に
「じゃあ、好きなようにやれば!」と、他人事に接した時期もありました。
後悔が残ります。
今思えば、癌の患者さんや家族のコミュニティにも参加しておけばよかったとも思います。
在宅医療(介護の方法)も、もっと良い方法がたくさんあっただろうと思います。
人に心配や迷惑をかけたくない。という思いは捨てるべきでした。
元気になって、倍返しすれば良いからです。
ガンの痛みというものは人格が崩壊するほど、壮絶です。
そして、何もできない家族もどれだけ苦しいことか・・・💧

母は言ったものです。
「例え殺人者であろうとも、癌の痛みは経験してほしくない。」
と。

それにしても、世の中にはいろいろな方法で末期がんから生還した人がいます。

幽体離脱したら癌が消えていた。

癌の宣告を受け、死ぬ前にとお墓参りに行き、親に謝罪と感謝の気持ちを伝えたところ
次の検査で、癌が消えていた。

末期がんで余命1カ月と宣告され、仕事を辞めスポーツカーを購入し六本木で遊んだ。
1ヶ月後、癌が消えていた。

○○サプリで癌が消え、手術が中止になりました。

○○茶を飲んで末期がんから生還しました。

「 ? ? ? 」
不思議なことが多いものです。

最後に誰もができる「心の持ち方」について
縁あり出会った先生からお聞きした話を書いておきます。

● 自然治癒力 ●
余命1週間のスキル性胃癌から生還した先生(自然治癒力)の話~

ガン細胞は、
叩けば叩くほど、強力な細胞に変貌してゆきます。
本当は、正常細胞に治してほしいと思っている。
そして、正常細胞に戻る力があります。

必ず正常細胞に戻してあげるexclamation必ず治すexclamation
と、ポジティブに思い続けることが重要。

癌細胞は愛、感謝、ポジティブ思考グッド(上向き矢印)にとても弱い。
そして、今まで出会った全ての人、家族、そして癌にも感謝をする。

癌細胞は自分の役割が終わったと認識したら、自分からアポトーシスし、
正常細胞へ戻っていきます。

● 実践哲学 ●
心を悔い改め、目に見えない(癌の)原因を取り除くことによって
癌が治った人をたくさん見てきた先生の話~

すべての出来事に2つの原因があります。
目に見える原因と目に見えない原因です。
乳がんは父親や旦那さんとの関係にしこりがある人が多く、
良好なものにすることがとても重要です。
不仲な方はすぐに改善した方がよい。
親と長年会っていない人やお墓参りに行っていない人は心から謝罪をし、
会いに行きましょう。
親を大切にするというのは宇宙の法則で決まっています。
癌になった本人だけではなく、家族への宇宙からの合図として家族みんなで
協力して力をあわせて治療しましょう。

癌という漢字は口が山ほど。
自分の意見は言うが、人の話を聞く耳を持たない(頑固)人が多い。
素直に他人の意見を聞く耳を持つことが大切です。

宇宙(神様)に味方になってもらえれば、自分に合う治療や病院に巡り合う
ことができます。
そのためには、夫婦仲良く、親や先祖を大切にし(お墓参りも)、短気をおこさず、
小さなことでも人の役に立つ心がけで生活することが必要です。
もちろん、病気治しのためにではなく、心から悔い改めること。
心を悔い改めることはお金はかかりませんが、大変です。
それでも実践してこそ、結果がでます。
心を悔い改め、父親と何年も連絡を取っていない人が父親に心から謝罪し
感謝をしたところ、乳がんが消えた人が何人もいます。

謎の勉強会~本当の原因
http://hasunosizuku.seesaa.net/archives/20150310-1.html

勉強会の先生たち
http://hasunosizuku.seesaa.net/archives/20150315-1.html

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このブログは、母が亡くなってからも毎日100人以上の方が訪問して
くださっています。
少しでも参考になればと残しておくことにしました。

母はブログの使い方をよくわかっておらずコメントに承認していませんでしたが
読んでいました。ありがとうございます。

痛みで泣き叫んだ日も、ホスピスで危篤になってからも、ブログに○人、訪問したよ
と報告すると、にっこり笑ったり目を開けたりしましたexclamation
人の励ましというものは「力」を与えるものだと実感しました。
名前も知らない、見たこともないみなさんの心の応援は確かに母に届いていました。
心から感謝いたします

癌で苦しむ人が一人でも救われることを~
心より心より祈っております。

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