血圧降下剤の副作用について

夏の職場の検診で肝機能値に異常ありの結果がでました。

血圧が高いので、以前から近くの医院で血圧の降下剤をもらって飲んでいます。

今年3月までは、アムロジン錠5 5mg(朝1回)
ブロプレス錠4 4mg(朝1回) 服用していましたが
4月から、   塩酸ベニジピン錠4mg(朝と夕食後に)
ブロプレス錠4 4mg(朝1回)服用に変わりました。

3月に血液検査を受けた時は、何の異常もなかったのですが、
8月下旬の職場での血液検査、先月11月下旬の医院での血液検査でも肝機能値に異常がみられました。

近くの55才くらいのその医師の話では、「薬の影響ではないしねー・・」
「まぁ、一過性のものかもしれませんから、もう少し日にちが経ってから また血液検査をしましょう。」との事で、
今もそのままその2種類の薬を服用しています。

インターネットで薬のサイトなどを見て、血圧降下剤の副作用に肝機能値の異常があるのを知りました。
専門家である医師が、それを把握していないという事はないでしょうに・・・
私の方からそういう事を先生に言って、薬を変えてもらう方が良いのでしょうか?

血圧降下剤には、どの薬にも肝臓を悪くする副作用があるのでしょうか?
朝起きるのが遅くなった時など、食事を摂る前に薬を飲む事があったりするのだけど、
そういうのも肝臓には良くないのでしょうか?

薬に頼らずに血圧を下げるには、体重を理想の体重に落とすしかないんですよね?
後、食事の塩分量を微かにするとか?
ダイエット出来ずに血圧降下剤に頼るしか方法がない場合は、
肝臓の薬なども増えて?
私の体は薬づけになってしまうのでしょうか?
漢方薬など自然の物で血圧を下げる方法などあるでしょうか?

ちなみに現在の肝臓の数値は、GPT(ALT)40 (精密検査要)
γーGTP  141 (異常をみとめます。生活習慣上の自己管理が必要)の状態です。

読みづらい文章ですみませんが、
どなたかアドバイスしていただければ嬉しいです。

薬剤師です。

薬に限らず、吸収されたものは全て肝臓を通りますし、肝臓で代謝される薬も多いので、肝機能値異常を副作用に載せている薬はすごく多いです。
整腸剤とか、食品と変わらないようなものは別ですが、血圧の薬などのように、体に大きく作用する薬にはたいてい書いてあります。
あまりに沢山の薬に書いてあるので、特に心配なものを除いては、あまり医師は気にしない事も多いです。
また、医師によっては作用は気にするが、相互作用、副作用はあまり気にせず処方する医師もいます。薬局から「この薬は肝機能が悪い方には慎重投与となっていますが…」と確認の問い合わせをする事も多いです。以前身内が明らかに薬の副作用という症状で受診した時にも、副作用のことは一言も言わず、その症状が出るという事は、新たな病気では?と検査に回されました。自分が出した薬に文句をつけられるのが嫌なのかもしれませんが。

塩酸ベニジピン錠4mg(これはコニールという薬のジェネリックです)には「重大な副作用」の項目に
『肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。』
という但し書きがありますが、これは変更前のアムロジンにもあります。
なので、薬の変更の件と肝機能数値異常の件は関係あるとは言い切れません。
ただ、変更の時期と異常の起きた時期が重なっているので、心配でしたら「前の薬に戻してください」と頼んでもいいとは思います。
ちなみにブロプレスにはこの記載はありませんが、肝機能異常がおこるかもしれない&肝障害のある方には使用しないようにという記載はあります。

他の原因として、体重がどのくらいかわかりませんが、標準体重をオーバーしているようでしたら、薬のせいではなく、それが原因で肝臓の数値が多くなっている可能性はあります。その場合はダイエットは有効です。中性脂肪などのためにも、ダイエットや運動は効果的です。
ダイエット出来ない、と思わず、月に100gでもいいので、気にしてみてはいかがでしょうか。
また、お酒は飲まれますか?お酒は明らかに肝臓に負担をかけます。

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