食生活をかえりみる経験。

カテゴリ: 糖質制限

2017年02月13日

食生活をかえりみる経験。

70歳代男性、ある疾患で手術を行った際に主治医に減量を勧められました。

 

売店で糖質制限の本を見つけ、自分で勉強していました。

 

今までの食事内容が糖質ばかりであったことに気が付き、目から鱗が落ちたと喜んでいました。

 

多くの方が余程のことがなければ、食生活をかえりみることはないでしょう。

 

入院は、よいきっかけになるはずです。

 

今までは、食事を減らせ、運動しろと言われるばかり。

 

しかし本を読むことで、なぜ肥満になるか、どうすれば肥満を解消できるか、よく理解できたと言っていました。

 

自分で学び納得できたことは、この方にとって生きた知識になるはずです。

2017年02月10日

みんな、フェロモンを出したがっている?

思いつきで書いた、フェロモンについての記事

 

なぜか、閲覧数が今月のナンバーワンになっています。
コメントも多数頂きました。

 

この記事の中にフェロモンの出し方を書いた訳ではありませんが、タイトルに騙されて閲覧して下さる方が多いのだと思います。

 

みんな、フェロモンを出したがっている?

 

フェロモンを出しまくれるかどうかは分かりませんが、生き生きと活動している人は同性・異性に関わらず魅力に映ります。

 

そういう意味では、蛋白質・脂質・ビタミン・ミネラルをがっちり取り、活発に活動している人は、フェロモンが出まくっているのかもしれません。

 

フェロモンについては時間があれば、もう少し勉強してみます。

2017年02月10日

空腹感の理由。

藤川先生のfacebookに、なぜ空腹感を感じるかについて考察した記事がありました。

 

ずばり、ATP不足。

 

自分でも実験してみると、非常に納得がいきます。

 

以下、引用させて頂きます。

 

どうしてお腹が空くのか-糖質摂取した3時間後に強烈な空腹感に襲われる理由-

 

糖質を摂取すると3時間後に“もうお腹ペコペコ、腹減ったー”という感じの強烈な空腹感に襲われます

糖質制限を継続している人はそのような絶えられない空腹感がなくなり、お腹が空かなくなります

あるとしても程良い心地よい空腹感のみです

では何故糖質摂取すると強烈な空腹感に襲われるのでしょうか?

 

胃が空っぽになるため?

夏井先生のブログに何度も登場している、肉を食べた後の胃内視鏡所見Vs.穀物を食べた後の胃内視鏡所見

肉を食べた1時間後にはすっかり消化され胃の中は空っぽになります

穀物を食べると3時間後にも胃の中に穀物が停留しています

この結果を見ると、胃が空っぽになるから空腹になるのではないですね

 

低血糖になるため?

糖質過剰摂取3時間後には、機能性低血糖を生じ易くなります

糖質制限継続者は機能性低血糖になりません

じゃあ血糖が下がるから空腹になるのが一見、正解のように思えます

しかし、糖尿病患者に当てはまるとこれは誤りである事がわかります

空腹時血糖120、食後200とコントロール不良の糖尿病患者では低血糖を生じません

低血糖ではないにも関わらず、”腹減った”と言いながら甘いものを間食しますよね

 

正解は、ATP不足になるため

糖質制限継続者は脂肪酸(ケトン体)からの好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)で持続的に十分な量のATPが産生されます

胃の中が空っぽになっても強烈な空腹感はありません

 

糖質摂取を繰り返している人は、嫌気性解糖主導となります

そうなると、産生されるATPが極めて少なく、かつ短時間で切れてしまう

ATP不足になると脳がSOS指令を出し、強烈な空腹感が出現します

胃の中に内容物がたっぷりあっても、低血糖ではなくても、ATP不足なら強烈な空腹感が出現する!

 

「シリコンバレー式最強の食事」には、朝はMCT(マクトン)オイル+バター入りコーヒーが良いと書かれています

MCTオイルはココナツオイルの中鎖脂肪酸を精製したものです

飲むと即座に好気性解糖に入ります(しかし、持続は2-3時間)

バターは長鎖脂肪酸が主体なのでゆっくりと好気性解糖に入ります

しかし、バターは24時間くらい効果が持続するという印象です

 

お腹が空いたときに糖質を食べてしまうのはいかに愚かな行為であるかがわかりますよね

 

下記ファイルも参照を

バターを食べると糖質過食要求が消失する

バターを食べると糖質過食要求が消失する回転式本部のケトプロ食はバター積極的摂取を推奨しています1日量30~200ghttp://www.kaiten.jp/syokuji/butter.html自分も3ヶ月前からバター食を継続し…

藤川 徳美さんの投稿 2015年8月11日

2017年02月07日

豚バラを、パクパク食べる。

糖質が大好きな3歳の娘に、何とか蛋白質や脂質を多く摂らせようと試行錯誤してきました。

 

おかだ小児科医院の岡田清春先生が、離乳食に豚バラ肉を勧めているとの記事を参考に、豚バラを食べさせてみました

 

豚バラを、パクパク食べます。

 

これには驚きました。

 

豚バラは蛋白質だけでなく脂質も多く、柔らかいために食べやすいのでしょう。

 

やっぱり脂質を美味しく感じるのかもしれません。

 

大人が食べても美味しい。

 

しばらく豚バラを工夫して食べさせてみようと思います。

2017年02月01日

癌診療におけるSGLT2阻害薬の可能性。

新井圭輔先生が提唱する低インスリン療法を参考に、私もSGLT2阻害薬を、糖尿病を持つ癌患者さん数名に処方していました。

 

そのうち腫瘍マーカーが高かった一人が、腫瘍マーカーが正常化。

 

同じく高かった一人は、かなり大きな腫瘍にも関わらず腫瘍マーカーがそれ以上に上昇せず。

 

SGLT2阻害薬だけの効果ではないと思いますが、比較的好感触を持っていました。

 

新井圭輔先生がfacebookで、癌診療における癌診療におけるSGLT2阻害薬の可能性について記事を書いていました。

 

癌組織へのグルコースの取り込みを直接阻害する作用があるようです。

 

つまり、SGLT2阻害薬が抗がん剤となりうる可能性があります。

 

これは凄い事です。

 

新薬であり長期使用による影響が不透明であること、高価であること、高齢の方の場合脱水症に注意しなければならないなどの問題がありますが、上手く使うことで、よい効果が明らかになるかもしれません。

 

色々な考え方、治療のいいとこ取りで、よりよい治療が確立されることを目指したいと思います。

 

以下、引用させて頂きます。

以下は私の解説 かつて、私の症例でも、腫瘍の増殖が綺麗に抑えられた症例があった。この症例は、そのエビデンスであろうと考えている。

『SGLT2阻害薬は、がん細胞の糖の取り込みを直接阻害することがある』

 

Scafoglioらは膵臓または前立腺がんにおけるSGLT2の機能的発現を検証し、SGLT2阻害剤がグルコースの取り込みを阻害し、膵臓ガンの異種移植片モデル(マウスに移植したヒトのガン組織)における腫瘍の成長と生存を抑制することを確認しました。

 

以上はコピペ。

 

以下は私の解説

かつて、私の症例でも、腫瘍の増殖が綺麗に抑えられた症例があった。この症例は、そのエビデンスであろうと考えている。

 

SGLT2阻害薬をすべての癌患者さんに、毎日内服してもらうようにするつもりである。

 

今までは、高価なこともあり、1日おき内服が多かった。SGLT2阻害薬をすべての癌患者さんに、毎日内服してもらうようにするつもりである。

今までは、高価なこともあり、1日おき内服が多かった。

 

 

『ガン細胞(悪性腫瘍細胞)とブドウ糖』

 

ガン細胞は、その種類によらずブドウ糖を細胞内に取り込む。

—PET検査を見ればわかる。

PET検査でのFDGの取り込み率は悪性腫瘍細胞の悪性度と概ね比例する。

ガン細胞がブドウ糖を取り込む主たる理由は、そこからエネルギー源を得るためではない。ブドウ糖(6炭糖)を5炭糖に分解して、それを核酸に変化させて、細胞分裂に備えるためである。

ブドウ糖の取り込み量と作られる核酸量が比例するであろうことは容易に想像できるはずである。

作られた核酸量とガン細胞増殖分とも比例するであろうことは、これまた容易に想像できるであろう。

したがって、ガン細胞に取り込まれるブドウ糖量は、ガン細胞増殖分と比例することが推測できる。

ガン細胞増殖分と腫瘍マーカー上昇分とは、比例するであろうことも容易に想像できるはずである。

 

ガン細胞は、血中から糖を取り込むことは、いうまでもない。

ガン細胞に取り込まれたブドウ糖は、血中濃度の積分値と比例するであろうことも容易に想像できるはずである。

 

余剰糖質が多いほど、ガンの増殖分は増える。

 

『ガン=余剰(過剰)糖質処理装置』

『糖質過剰がガンの唯一の原因』

私が好んで使うフレーズである。

 

したがって、『ガンにガンらしい振る舞いをやめさせる』ためには、ガン細胞が取り込めるブドウ糖の量を減らしてやればいいことは、議論の余地はないことになる。

 

したがって、治療の肝は、厳重な糖質制限となるのである。

しかも、SGLT2阻害薬は、直接細胞に糖が取り込まれるところを阻害できるのである。

 

ガンに対する糖質制限とは、血糖値の上昇を抑えることのみならず、細胞へのブドウ糖の取り込みをも抑えることが肝要である。

 

これにガン細胞を狙い撃ちする高濃度ビタミンC点滴や、免疫賦活といった機序の異なる攻撃を加えれば、ガンとの戦いはより有利になることは、容易に想像できるはずである。

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