不整脈はなぜ起こるの? 「ドクターQ&A」|セルフドクターネット

Q04 不整脈はなぜ起こるの?

生活習慣の乱れや病気が原因になります

不整脈の原因は様々ですが、自律神経のバランスの乱れもその1つです。自律神経とは、自分の意思とは関係なく、刺激や情報に反応して体の機能をコントロールしている神経のことで、相反する働きをする「交感神経」と「副交感神経」の2つがバランスよく働くことで健康を保っています。
拍動についても自律神経がコントロールしていて、緊張して交感神経が優位になると速くなり、逆にリラックスして副交感神経が優位になると緩やかになります。ところが、ストレスや睡眠不足などで自律神経のバランスが乱れると、拍動が不安定になり、不整脈が起こりやすくなります。
その他、飲酒や喫煙、加齢、薬の副作用でも不整脈が起こることがあります。ただし、これらの多くは過度な心配がいらない一時的な不整脈で、病院での治療を必要としません。
一方で、注意が必要なのは、病気に関連して不整脈が起こる場合。特にその病気が心臓にある場合には、命にかかわる危険な状態を引き起こす可能性があります。
不整脈がある場合には、まずそれが危険な状態であるかどうか、治療が必要な状態であるかを明らかにしておくことが大切です。
【危険な不整脈の原因となる病気】
●急性心筋梗塞
●重症心不全
●心筋症(肥大型、拡張型)
●QT延長症候群(家族性突然死症候群)
●ブルガダ症候群(突然死を引き起こす)など
【その他、不整脈の原因となる病気】
●心疾患(心筋梗塞、狭心症、心不全、心筋炎、心臓弁膜症、先天性心疾患、WPW症候群など)
●肺の病気
●甲状腺の病気
●高血圧 など

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