なぜ食卓からミネラルが消えたのか

 

なぜ食卓からミネラルが消えたのか

http://beautyhealthy.web.fc2.com/minerarubusoku.html (引用)

日本人の食卓からミネラルが消えた理由は、大きく言うと2つあります。

一つは、食生活のスタイルが欧米風に変化してしまったことです。

以前の私達の食事内容は、お米が主食でした。

土中に含まれるミネラルをしっかり取り込んだお米を主食としていました。

さらに、野菜やイモ類も今とは比較にならないほど食べていました。

野菜といえば、いまは生野菜サラダが主流ですが、昔は煮たり茹でたりして食卓に並んだものです。

もともと、日本の土壌はミネラルが少ない土壌です。

ヨーロッパやアメリカの土壌と比較すると、土中のミネラル分は約三分の一から四分の一しかありません。

その理由は日本の土壌が火山灰からできていることと、急峻な地形です。

もともとミネラルの少ない火山灰の土壌から、雨水によってさらにミネラルが海に運び去られてしまうからです。

日本の水はミネラル分の少ない軟水ですが、それも同じ理由からきています。

ミネラルの少ない土壌で作られるお米や野菜は、当然、ミネラルの少ないお米や野菜になります。

しかし、昔の日本人はミネラル不足を量で補っていました。

野菜を茹でたり煮たりすればそれだけ多く食べられ、必要なミネラルが取れたのです。

そして、タンパク質源は主に魚でした。

”海はミネラルの宝庫”と言われるように、海水中には様々なミネラルが豊富に溶け込んでいます。

まだ、養殖技術も発達しておらず、食料にした魚類は自然の環境で成長したミネラルいっぱいの魚でした。

その魚もミネラル分の多い小魚を骨ごと食べていたものです。

このように、昔の食卓はミネラル豊富な食材が並びました。

しかし、現代の私達の食卓には、そうしたミネラル豊かな料理は少なくなりました。

もう一つの理由が、もっと重大かもしれません。

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土壌のミネラル不足(深刻!)

http://www.mobara.jp/nisimori/2/newpage75.index.html (引用)

植物にリン酸を十分に施しても マグネシウムが不足すると吸収が悪くなり、植物はうまく生長することができません。 … ミネラルを含んでいない野菜や果物をいくら食べても、身体のためにならないばかりか、 残留農薬によって病気にされてしまう危険性さえ含んで …

土壌ミネラル不足

農薬夜土壌の汚染は、さらに深刻な社会問題になっています。微生物の減少は、ミネラルの欠乏に直結します。
人間の存在に必要なミネラルを供給してくれる植物は、土からその栄養分を吸収します。植物には炭酸ガスと水と太陽光線だけがあればいいというわけではありません。植物の遺伝子は、ミネラルを必要とします。さらに植物の生命を支えるタンパク質は、ミネラルを触媒にしなければ生成されません。
植物は、根の先から根酸を出して土を溶かし、その中に含まれているミネラルを吸い上げて、

葉に送り込みます。そこではじめて、光合成が可能になるのです。またミネラルがイオン化されて水に溶けていれば、すぐに吸い上げることができます。
葉緑素にとって、マグネシウムはその中心となるミネラルです。植物は葉緑素の構成の中心にマグネシウムがあるために、緑色をしています。マグネシウムが欠乏すると葉緑素が減少して黄色くなり、光合成が衰えて糖類やデンプンが少なくなります。またマグネシウムは植物の酵素を活性化する触媒の働きもします。さらにリン酸吸収・運搬を助けます。植物にリン酸を十分に施しても   マグネシウムが不足すると吸収が悪くなり、植物はうまく生長することができません。 以前は、人糞や堆肥などの有機肥料を使用していましたから、ミネラルが合理的に循環していたのです。ところが化学肥料は、植物の三大栄養素である窒素、リン酸、カリウムを配合したものが大部分です。
しかし、今お話ししたマグネシウムのようなミネラルが入っていないと、植物はバランスとのとれた成長が出来なくなってしまうのです。
その上、殺虫剤や殺菌剤、除草剤、植物成長剤から殺鼠剤、その他さまざまな農薬が使われるようになり、生態系の物質循環に重要な働きをする微生物が殺されています。微生物の体内にはたっぷりとミネラルが含まれており、植物の成長に必要なミネラル・バランスを作り出すのです。    その微生物が死んでしまえば、農作物はミネラルが欠乏した空っぽの作物になってしまいます。

農作物を経済効率に基づいて大量生産するためには、それに見合った量の化学肥料を投入しなければなりません。また、大量の農薬を散布しなければなりません。店頭に並べられている農作物は、いかにもきれいで美味しそうですが、炭水化物もタンパク質も、脂肪もビタミンも、ミネラルも 不足した欠陥商品なのです。特に、微量元素のミネラルは、無いのと同じといってもよいほどの  欠陥商品なのです。

ミネラルを含んでいない野菜や果物をいくら食べても、身体のためにならないばかりか、      残留農薬によって病気にされてしまう危険性さえ含んでいます。
人類は食糧確保のために、農業技術を最優先して開発してきました。品種を改良し、窒素、    リン酸、カリウムを人工的に与えて育てる無機農法を開発し、最近では遺伝子組み換え作物まで作りだしています。
この、大量生産、大量供給の必要に迫られ、良かれと信じてきた近代農法には、実は大きな落とし穴があったのです。結果的に、先進国の人々に現代病をまん延させる原因を作ってしまったのです。 私たちが食べている野菜、穀物、その穀物を食べている家畜の肉に、微量元素がほとんど含まれなくなったという実態を、世界中の科学者が気付かなかったために、悲劇が起こっているのです。日本だけで、毎年60万人以上の人たちが、農業政策の間違いのために死んでいると言っても過言ではありません。 私たちは、効率的な社会を作りあげ、作物自体の遺伝子を使わないで実らせたり、葉を茂らせたりする無機農法の技術を開発して、ミネラル不足の農産物を大量に作り出すという大きな過ちを犯してしまったのです。

美味しい野菜には、うま味の要素のバロメータであるグルタミン酸、イノシン酸などのアミノ酸の量が関係しています。これらのアミノ酸の代謝にはミネラルが必要です。
日本の近代農法によって、野菜に含まれるミネラルは極端に少なくなっています。つまり、    アミノ酸を代謝できないうま味の失われた野菜になってしまっているのです。
下の表は、科学技術庁が2001年に発表した五訂食品標準成分表によるものですが、1952年と2001年の30年間の野菜に含まれる栄養素を比較したものです。
これを見るとほうれん草の場合は、この30年の間にビタミンAが約半分、ビタミンCが約四分の一、鉄分が約六分の一に減少していることがわかります。
リンゴを見ると、ここの30年の間に鉄分がほぼ無くなっているというありさまです。

野菜の栄養調査
栄養素 1952年 2001年 52/01年
ほうれん草 ビタミンA
ビタミンC
鉄分
8000
150
13
4200
35
2.0
52.5%
23.3%
15.4%
ニンジン ビタミンA
ビタミンC
鉄分
13500
10
2
9100
4
0.2
67.4%
40.0%
10.0%
トマト ビタミンA
ビタミンC
鉄分
400
5
52
540
0.2
26
135%
4.0%
50.0%
ミカン ビタミンA
ビタミンC
鉄分
2000
29
2
35
17
0.1
1.7%
58.6%
5.0%
リンゴ ビタミンA
ビタミンC
鉄分
10
5
2
21
4
Tr
210%
80.0%
0%

科学技術庁 五訂食品標準成分表より
1952年と2001年調査との比較

原因は明らかです。かつての有機農法が衰退した結果、土壌から有機物とミネラルがなくなり、  栄養のない空っぽの量産されるようになってしまったからです。
しかしそのことに気づきさえすれば、農業の軌道修正ができるはずです。              肥料に微量元素をイオン化させて混入させるなどの施策を行えばいいからです。
つまり、無機農法にミネラルの助けを加えることで有機農法に近づければ、問題を解決することは可能です。そのためには農林水産省が、肥料製造会社に微量元素を肥料に混ぜるように行政指導をするなどが必要となるでしょう。

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食べ物から摂れるビタミンは大幅に減少している?レモンのビタミンCは1/5にまで減っていると言う事実

 

http://msnki.hatenablog.com/entry/vitamin-c-food-considerable-reduction (引用)

昔よりビタミンが減少しているレモン

ビタミンCには強い抗ストレス作用があるので、ストレス社会で頑張っている人程、ビタミンCという成分は大切な成分となってきます。

飽食のこの時代、カロリーは摂ろうと思えばいくらでも簡単に摂ることが出来ます。コンビニ弁当や外食産業なども、カロリー摂取という点では強い味方です(頼もしすぎて、カロリー管理が必要な程です)。

しかしその一方でエネルギー源にはならないものの、体の代謝を円滑に進める上で重要な働きをしているビタミンやミネラルを十分量摂ることは意識して食事をしないと中々難しい時代に。これは外食中心の人の限らず、自炊している人にも言えることです。何故かと言いますと、野菜や果物などの食材に含まれているビタミンやミネラルの量が昔ほど多くはなくなっているからです。

 

1950年頃→2005年頃の野菜のビタミン、ミネラルの含有量

にんじんのビタミンA

2,054μg→760μg 63%減

キャベツのビタミンC

80mg→41mg 49%減

アスパラガスのビタミンB2

0.3mg→0.15mg 50%減

ホウレンソウの鉄

13mg→2mg 85%減

タマネギのカルシウム

40mg→21mg 48%減
(参考:日本食品標準成分表)

 

その原因は品種改良や化学肥料の使用、さらに倉庫での長期保存などによるものと考えられますが、とにかくその結果、現代のビジネスパーソンは多くのビタミン・ミネラルが不足しがちです。

厚生労働省の調査から、ビジネス世代ではビタミンB1、B6、C、E、カルシウム、亜鉛、銅、鉄、マグネシウムなど、複数のビタミンやミネラルが十分に摂取できていない事がわかっています。

たとえば、成人一人が一日に摂取しなければならないビタミンCの量は100mgと定められています。これは日本人がビタミンC不足にならないための最低必要量として定められている量ですが、いまではこの100mgぐらいの量でさえも意識して摂取する様に心がけていないと、クリアすることが難しくなっています。

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ビタミンCの摂取における野菜の有効性について

情報コーナー (野菜情報 2013年1月号)


ビタミンCの摂取における野菜の有効性について

東京都健康長寿医療センター研究所 分子老化制御
研究副部長 石神 昭人

https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/joho/1301/joho01.html


【要 約】

 ビタミンCは小さな子供たちからお年寄りまで、その名前を誰もが知っています。しかし、ビタミンCの働きを正しく理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。私たちはビタミンCと老化との関係を明らかにするため、ビタミンCを合成できないマウスを用いた研究からビタミンCが長期的に不足すると寿命が短くなることが分かりました。ほとんどの日本人はビタミンCを十分に摂取していると思っています。しかし、ビタミンCは水溶性であるため、尿から排泄されやすく、消失しやすいです。そのため、私たちは新鮮な野菜や果物からビタミンCを十分に摂取するよう日頃から心がける必要があります。

1.ビタミンC発見の歴史

 私たちヒトは、体内でビタミンC(L-アスコルビン酸)を作ることができません。そのため、毎日の食事からビタミンCを摂取しなければ、やがて欠乏状態に陥ります。ビタミンCが欠乏したときの症状は、初期に皮膚の乾燥、脱力感、うつ状態がみられ、やがて大腿部に大きなあざ(内出血の跡)が出てきます。欠乏症状がさらに進むと、歯茎、消化管、粘膜から出血がみられ、やがて死に至ります。ビタミンC欠乏症は「壊血病」と呼ばれます。
歴史上、壊血病の症状と思われる記載は紀元前にまでさかのぼることができます。エジプトのパピルス文書やヒポクラテス全書に壊血病と想像される記載があります。はっきりと壊血病の症状と断定できる記載があるのは15世紀以降の大航海時代に遠洋航海に旅立った船乗りたちの航海記です。1497年、ヴァスコ・ダ・ガマはポルトガル王に命じられ、約140人の乗組員と4隻の船団でリスボンを出発し、翌年にヨーロッパ人として初めてインドのカリカットに到着しました。しかし、長い航海の間、新鮮な野菜や果物をほとんど取れなかったため、体内のビタミンCが次第に減少して、壊血病を発症する乗組員が多く出てしまいました。そのためポルトガルに帰港したときには、既に半分以上の乗組員が壊血病で命を落としていたのです。
長い間、船乗りたちを苦しめてきた壊血病の原因や治療方法を探るため、18世紀の中ごろ、立ち上がったのがイギリス海軍の船医であったジェイムズ・リンドです。リンドは壊血病にかかった12名の水兵を2人ずつのグループに分け、14日間、6種類の異なる食事を与えました。すると、オレンジとレモンを与えた水兵は6日後に顕著に回復しました。リンドはこの実験から、壊血病に対する最も効果的な治療薬はオレンジとレモンであると結論したのです。
オレンジやレモンが壊血病に有効であることは分かりましたが、依然としてどのような成分が壊血病に効果があるかまでは長い間分かりませんでした。最初にビタミンCを純粋な物質として単離したのは、ハンガリー出身の科学者、アルベルト・セント=ジェルジです。セント=ジェルジは1927年にウシの副腎から強い還元力のある物質を単離し、「ヘキスロ酸」と名付けました。この時、セント=ジェルジはヘキスロ酸がビタミンCであることには気付きませんでした。その後、1932年に米国のチャールズ・キング(ピッツバーグ大)は、レモンから純粋なビタミンCの分離を目指し、成功しました。この時初めて、セント=ジェルジがウシの副腎から単離したヘキスロ酸がビタミンCそのものであることが判明したのです。セント=ジェルジは、ビタミンCを最初に単離した科学者として1937年度ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

2.ヒトはなぜビタミンCを合成できない

 ヒトは体内でビタミンCを合成できません。では、他の動物も体内でビタミンCを合成できないのでしょうか。いえ、それは違います。ビタミンCを体内で合成できない動物は、ヒト、サル、モルモットなど限られた動物だけです。他の動物、例えばイヌやネコ、マウスなどほとんどの動物は体内でビタミンCを合成できます。では、なぜヒトはビタミンCを合成できないのでしょうか。ビタミンCを合成できる動物は図1に示すようにグルコース(ブドウ糖)を出発材料にして最終的にビタミンCを合成します。ヒト、サル、モルモットではビタミンC合成経路の最後に位置する酵素であるL-グロノラクトン酸化酵素(GLO)の遺伝子に進化の過程で多くの突然変異が入り、そのため体内でビタミンCを合成できなくなりました。ほとんどの動物は、この酵素の遺伝子に変異がないため、体内で十分な量のビタミンCを合成できるのです。

3.ビタミンCの長期的な不足は寿命を短縮

 ビタミンCには活性酸素を消去する作用があります。それ故に抗老化作用があると考えられてきました。私たちはビタミンCに抗老化作用があるかを明らかにするため、ビタミンCを合成できないマウスを用いて次の実験を行いました。まず始めにマウスが1日に必要とするビタミンC量を実験的に求めました。検討の結果、ビタミンCを合成できないマウスに1日当たり7ミリグラムのビタミンCを与えることにより、普通のマウスの血液および臓器中のビタミンCと同じ濃度のビタミンCが維持されることが分かりました。
次に、少量のビタミンCを与えた場合、どれくらいの量であれば壊血病の症状が出ないかを確認しました。その結果、1日必要量の2.5%である0.175ミリグラムのビタミンCを与えた場合、壊血病の症状が全くみられないことが分かりました。そこで、ビタミンCを合成できないマウスを生後1ヵ月齢から1日必要量の2.5%のビタミンCを継続的に与え、普通のマウスとその寿命を比較しました。その結果、半数のマウスが死亡する50%生存率が普通のマウスでは約24ヵ月であったのに対して、ビタミンCを合成できないマウスでは、その4分の1である約6ヵ月でした(図2)。同時にビタミンCを合成できないマウスの死因を調べると、ガンや特定の臓器疾患などは一切認められず、臓器全体が委縮するヒトの老衰としかいいようのない所見でした。
これらの実験結果は、ビタミンCの不足状態が継続的に長く続くと寿命が短くなることを示しています。寿命短縮の原因はビタミンC不足による活性酸素の増加およびその蓄積によるためか、またはビタミンCの未知なる働きによるためかは明らかではありません。

4.ヒトの寿命を短くするビタミンCの摂取量

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果物は野菜の代わりにならない・・・(執筆者:管理栄養士・体育学修士 河谷彰子氏)

果物は野菜の代わりにならない・・・(執筆者:管理栄養士・体育学修士 河谷彰子氏)

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  • 10 9月, 2014
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河谷彰子タイトル31

1
果物=ヘルシーというイメージを過剰に持っている方がいらっしゃるように感じます。
運動をしない大人は果物を食べなくても不足する栄養素は無いと
私は思います。果物の食べ過ぎは中性脂肪・コレステロールの増加・
脂肪肝の原因になり兼ねません。
皆さんはどの位、果物を食べていますか?

 

果物にはビタミンCは多いけれど・・・。

果物と野菜を比較すると、有機酸を除いて、野菜は果物を網羅すると考えて良いのではないでしょうか?
1

(表:厚生労働省 e-ヘルスネットより)
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-01-003.html
 

糖質は食事の主食(炭水化物が多い、ご飯・パン・麺類・芋やカボチャ等)からとれますよね。
炭水化物ダイエットの前に、果物を控えた方が良いのでは?という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

野菜には有機酸をあまり多く含みませんが、酢(酢酸・リンゴ酸等)や梅干し(クエン酸)でとる事が出来ます。
かつてクエン酸が疲労回復に良いと言われていましたが、今は否定されています。
以前は、筋肉痛の原因は乳酸であるとされ、乳酸を除去するためには1クエン酸が有効とされていました。しかし乳酸は筋肉を使った際の代謝産物ではありますが、疲労を感じさせる物質ではないとされています。さらに、筋肉痛の原因は乳酸ではないというのが今の主流の考え方です。さらにクエン酸の筋肉痛軽減効果も否定されています。そして、運動等の活動量増加によるものでない疲労を感じさせる物質もクエン酸では疲労回復には貢献しません。

何だか、果物の食べる必要性がグーンと低くなってしまいましたね。

 

野菜の中でも緑黄色野菜を食べよう!

国民健康栄養調査(平成24年)の結果では、成人の野菜類摂取量の平均は286.5gであり、健康を維持するために必要とされている350gに達していません。
1

ビタミンは勿論の事、食物繊維がとれていないことになり、非常に心配な事態です。

 

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なぜ糖尿病の人は「がん」になりやすいのか?

がんと糖尿病の意外な関係

日本人の2人に1人ががんになり、6人に1人(2012年の推計約2050万人)が糖尿病かその予備軍と推計される。がんと糖尿病はそれぞれ「国民病」と呼ばれる身近な病気だ。一見、まったく関係がなさそうなこの2つの病気には、意外にも密接な関係があることが分かってきた。

「日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べて1.2倍がんになりやすく、特に、大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高い」。船橋市立医療センター代謝内科部長の岩岡秀明さんは、そう指摘する。NPO法人キャンサーネットジャパンと朝日新聞の医療サイト・アピタルらが東京・秋葉原で1月21日に開催したアピタルがん夜間学校「もっと知ってほしい がんと糖尿病のこと」で講演したもの。

「合同委員会の報告は、男性約15万人、女性約18万人を10年間追跡調査した結果です。調査開始から3年以内に発症したがんは除いています。糖尿病になると、ブドウ糖を筋肉や脂肪に取り込むインスリンの働きが悪くなるため、すい臓がたくさんインスリンを出そうとします。糖尿病の人がなぜがんになりやすいのか、真のメカニズムはまだ明らかになっていませんが、インスリンは細胞を成長させ増殖させるホルモンなので、それが増え過ぎると細胞のがん化につながるのではないかと考えられています。また、高血糖自体が起こす慢性の炎症が、がんを引き起こしているとの説もあります」と岩岡さんは解説する。

糖尿病には1型と2型の2タイプあるが、がんと関連があるのはすべて2型の話。約95%は2型糖尿病で、体質、肥満、高脂肪食、運動不足、不規則な生活などによって、インスリンが不足したり、働きが悪くなったりして血糖値が上がる病気だ。加齢、男性、肥満、運動不足、不適切な食事(赤肉、加工肉の摂取過剰、野菜・果物・食物繊維の摂取不足)、過剰飲酒、喫煙は、2型糖尿病とがんに共通の危険因子であり、そうした生活習慣があることも糖尿病の人にがんが多い要因の一つとみられる。

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高血糖とがんとの密接な関係とは

http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/54.html

糖尿病とがんの共通点は

Vol.54 高血糖とがんとの密接な関係とは 血糖値が高い人は、アルツハイマー病やがんにかかりやすく、また心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすい…最近こうした調査結果が相次いで発表され、話題となっています。
例えば九州大学の調査では、糖尿病やその予備軍の人は、アルツハイマー病のリスクが4.6倍にも高まると報告されています。また、がんによる死亡リスクは3.1倍になり、心筋梗塞や脳梗塞になるリスクはそれぞれ2.1倍、1.9倍になるとされています(※1)。
血糖値が高いと、なぜこれらの病気になりやすいのでしょうか。そのメカニズムにはまだ不明の点が多いのですが、比較的わかってきている「高血糖とがん」との関係について、今回はご紹介しましょう。
一般的には、糖尿病(2型糖尿病)とがんは、まったく別の病気といえます。
しかし、どちらも生活習慣病であるという共通点があります。とくに「肥満、運動不足、喫煙」は、糖尿病にもがんにも関係する典型的な生活要因です。
また糖尿病は、すい臓から分泌されるインスリンの働きが悪化することから起こります。そのインスリンが実は、がん細胞の抑制や増殖にも関係しているらしいことがわかってきています。
ただし、がんにはさまざまな種類があります。どのようながんが、とくに注意が必要とされるのでしょうか。

(※1)九州大学の清原裕教授らが、福岡県久山町の住民約800人を対象に15年間にわたり追跡調査したもの

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昔はひもじかったから:日本人はなぜ糖尿病になりやすい?

http://www.hatchobori.jp/blog/2015/03/71-94755.html

あんたらのご先祖様は今みたいな贅沢なご飯は食べてなかったんだよ!

農耕生活は不安定なんだから
いつ来るかわからない凶作や飢餓に備えて つつましいご飯を食べていたんだ

a

なのに何だよ ちょっと生活が豊かになったからって
西洋人のまねっこで脂質や糖分の多い食事ばっかりして

そんなことするから食後の血糖が上がって 
昔に比べて俺たちの仕事の量が急に増えちまった

でも昔からの習慣は そんなに急には変えられないよ
ヒトには分相応ってものがあるんだ

そんなにお尻をひっぱたかれたって
都合よくたくさんインスリンを作ることなんかできないんだよ!

と 悲鳴を上げているのが 膵臓のβ細胞さん

a
お気の毒ですねぇ、、、

アメリカ糖尿病学会は昨年発表した治療ガイドラインで
アジア系アメリカ人は白人に比べて
肥満度がそれほどひどくなくても糖尿病になることが多いので
BMIが25以上でなく23でも糖尿病の精密検査を行うべきだ と発表しました

この勧告が示しているように
日本人やアジア人は白人に比べると糖尿病になりやすい
しかも 白人のような極端ではない軽度の肥満でも発病してしまう


これは 飽食の生活を謳歌する日本人にとってかなり気になる事実です
実際に糖尿病になる日本人の数は急増中です
どうしてこんなことになったのでしょう?
糖尿病は血中の糖分が高くなりすぎるため 色々な不具合が起きてくる病気です
普通は血中の糖分は 膵臓のβ細胞が分泌するインスリンにより
筋肉や肝臓に取り込まれて有効に利用されます

 

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糖尿病が日本人に多いのは膵臓の寿命が原因だった

http://nice-senior.com/doc/2782/ 引用記事

 

糖尿病が日本人に多いのは膵臓の寿命が原因だった

いまや国民病ともいえる「糖尿病」は、じつは日本人特有の体質に関係があります。インスリンを過剰分泌できる期間が10年ほどしかないため。それが膵臓の寿命だからです。一方で欧米人は、過剰分泌できる期間が30年もあるのだとか。日本人に糖尿病が多い原因を見ていきます。

糖尿病が日本人に多い原因

日本人は10年間しか太れない

日本人は、欧米人に比べてインスリンの分泌能力が低いといわれています。インスリンは、膵臓働きによって分泌されるホルモン。血液中の糖分を取り込んで、エネルギーとして細胞に蓄積する役目を果たします。

インスリンの分泌が正常であれば、食べれば食べるほどインスリンはたくさん分泌。血液中の糖分が調整されると同時に、エネルギーが細胞に溜め込まれます。こうして人間は太っていくのです。

しかし日本人の場合、インスリンを過剰分泌できる期間が10年ほど。インスリンをがんばって分泌してきた膵臓の働きは10年で力尽きてしまうのです。日本人は10年間しか太れません。

膵臓の位置

糖尿病の原因は過剰分泌の期間

そして、10年を超えるとインスリンの過剰分泌がなくなるため、糖分をエネルギーに変えることができなくなります。すると、必然的に血中の糖分が高まって糖尿病となってしまうのです。

ところが欧米人の場合、このインスリンの過剰分泌は30年も続くのだとか。30年間も太り続けられるからこそ、欧米には200kgオーバーの巨漢が珍しくありません。そして、インスリンによって血中の糖分は調整されているため、糖尿病にはなりにくいのです。

このように、インスリンを過剰分泌できる期間が短い日本人は、糖尿病を発症しやすい民族ということ。そして、日本人特有の膵臓の寿命が大きな原因だったのです。

 

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早朝空腹時血糖値と暁現象

ドクター江部の糖尿病徒然日記 

【14/10/21shina

糖質制限7か月で効果が見られないのはなぜ?

始めまして
スーパー糖質制限を開始して、約7か月経過します。

ご飯、パン、麺類は一切食べず 肉、魚、野菜、豆腐類と かなりがんばっているつもりですが、 A1cや空腹時血糖値は、悪化はしないものの たいして変わりません。

A1cは開始から今まで、6.3前後
空腹時血糖値は、130~160
昼にサバ缶だけ食べて
夕方6時の血糖値がこの値です。
当初は、A1cが5.5ぐらい
血糖値が80ぐらいになると思っていました。
なぜでしょうか?

補足 渋い赤ワインは飲んでいます。
薬は、低血糖予防のため、飲むのをやめたり 今日は、ちと糖質がやばいと思えば飲んだりとしています。
ということで、効果が出ない原因がわかりません。
体質なのかやり方に不備があるか、ご教授ください。】

こんにちは。

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