なぜ食卓からミネラルが消えたのか
http://beautyhealthy.web.fc2.com/minerarubusoku.html (引用)
日本人の食卓からミネラルが消えた理由は、大きく言うと2つあります。
一つは、食生活のスタイルが欧米風に変化してしまったことです。
以前の私達の食事内容は、お米が主食でした。
土中に含まれるミネラルをしっかり取り込んだお米を主食としていました。
さらに、野菜やイモ類も今とは比較にならないほど食べていました。
野菜といえば、いまは生野菜サラダが主流ですが、昔は煮たり茹でたりして食卓に並んだものです。
もともと、日本の土壌はミネラルが少ない土壌です。
ヨーロッパやアメリカの土壌と比較すると、土中のミネラル分は約三分の一から四分の一しかありません。
その理由は日本の土壌が火山灰からできていることと、急峻な地形です。
もともとミネラルの少ない火山灰の土壌から、雨水によってさらにミネラルが海に運び去られてしまうからです。
日本の水はミネラル分の少ない軟水ですが、それも同じ理由からきています。
ミネラルの少ない土壌で作られるお米や野菜は、当然、ミネラルの少ないお米や野菜になります。
しかし、昔の日本人はミネラル不足を量で補っていました。
野菜を茹でたり煮たりすればそれだけ多く食べられ、必要なミネラルが取れたのです。
そして、タンパク質源は主に魚でした。
”海はミネラルの宝庫”と言われるように、海水中には様々なミネラルが豊富に溶け込んでいます。
まだ、養殖技術も発達しておらず、食料にした魚類は自然の環境で成長したミネラルいっぱいの魚でした。
その魚もミネラル分の多い小魚を骨ごと食べていたものです。
このように、昔の食卓はミネラル豊富な食材が並びました。
しかし、現代の私達の食卓には、そうしたミネラル豊かな料理は少なくなりました。
もう一つの理由が、もっと重大かもしれません。