カンジダ菌とは?・・・自分で除去する方法

簡単なカンジダ症の治し方

カンジダ菌は除去できます!

 

カンジダの自宅でできる検査と治す方法


ずっとつらい痛みや症状に悩まされているのに、病院に診せても薬を飲んでもちっとも良くならない・・・

 

少し動くとすぐに疲れてしまい、頭もボーッとして目まいや耳鳴りがするのに、病院に行っても「何も悪いところはない」と言われる・・・

 

このようにあなたが慢性的で、しかも原因のはっきりとしない体調不良に悩まされているなら、戦うべき一番の敵はカンジダ菌かもしれません。

 

カンジダ菌はとてもしぶとい菌ですが、正しいステップを踏めば除去することができます。

カンジダ菌とはいったい何か?

カンジタ菌は、細菌の中でも「真菌」と呼ばれるカビの仲間に属しています。

 

カンジダ膣炎」「口腔カンジダ症」などの病名を聞いたことがあるかもしれませんが、これらの病気はカンジダ菌が悪さをすることで起こります。

 

また現在ではカンジダ菌の引き起こすリーキーガット(漏れやすい腸)が、男女関係なく様々な慢性病の元になっていると考えられています。

 

病気を引き起こすと聞くと、常に除去しないといけない悪い細菌のように思われるかもしれません。

 

しかし、普段のカンジダ菌はとてもおとなしいですし、男性も女性も関係なく、また健康か不健康かに関わらず誰の体内にも存在している常在菌なのです。

 

ですから、完全に除去する必要はありませんし、そうすることが難しい種類の菌なのです。

 

腸内フローラとカンジダ菌の反乱

いつもは大人しいカンジダ菌が、なぜ病気の原因となるのかを説明する前に、まずは目に見えない細菌の世界のことについて簡単に知っていただかなくてはなりません。

 

私たち人間の体内には、40兆とも100兆とも言われる膨大な細菌が棲息しています。

 

それは重さにすると、約1.5kgにもなるそうです。

 

それら細菌のほとんどが「腸」の中に棲んでおり、まるでにぎやかなお花畑のようです。

 

それで、このような腸内細菌の棲息の様子は腸内フローラと呼ばれています。「フローラ」とは「花畑」を意味する言葉です。

 

腸内フローラの住人たち

 

 

 

腸内フローラの住人たちは、細かく見ていくと何百種類にもおよびますが、大きく3つの種族に分けることができます。

 

第1の種族は善玉菌と呼ばれる細菌群で、人の健康に良い働きをしていることが発見されたため、「善玉」と分類されました。善玉菌は健康な人の場合で、腸内細菌全体の2割程度存在すると言われています。

 

第2の種族は悪玉菌で、一部有用な働きをするものの、そのほとんどが健康に害する影響を与えています。健康な人でも悪玉菌が約1割程度存在しています。

 

そして、第3の種族が日和見菌(ひよりみきん)と呼ばれるグループで、これは残りの7割を占めている巨大勢力です。このサイトの主役であるカンジダ菌も、日和見菌のグループに属しています。

 

日和見菌の共通する特徴は、普段は大人しくて健康面で人畜無害であるということです。

 

ところが、日和見菌が恐いのは一定の条件が整うと豹変するというところです。日和見菌が豹変すると暴徒と化し、悪玉菌の手先となって、体中で健康ダメージを与えはじめるのです。

 

こうなると、早めに除去して数を減らさなくては大変なことになります。

 

凶暴化するカンジダ菌

平常時のカンジダ菌は、善玉菌グループや体の免疫防御システムによって徹底して監視されているため、むやみに暴れ出すことはできません。

 

ところが、免疫力の低下、抗生物質やステロイド剤の多用、砂糖や精製炭水化物の多い食事、アルコールの摂取、虫歯の治療などが引き金となって反乱を起こします。

 

カンジダ菌が異常に増殖し始めると手がつけられません。

 

平和なお花畑であった「腸内フローラ」を大混乱に陥れ、消化管を占拠して、全身は戦場と化してしまいます。

 

このカンジダ菌の反乱のような「腸内フローラ」の危機的状況はディスバイオーシス(腸内毒素症)と呼ばれています。

 

カンジダ菌による全身支配

平常時は影の薄いカンジダ菌ですが、恐ろしいほどの野心家でもあります。

 

カンジダ菌が最終的に目指すのは全身の支配です。

 

除去せずに放置しておくと、着々と攻撃を仕掛けてきます。

 

まずは最初の段階として、自分たちのための難攻不落の要塞を腸の粘膜層に作りはじめます。

 

具体的には、カンジダ菌のつくる「酸性プロテアーゼ」が、腸粘膜のバリアである免疫グロブリンAをズタズタに破壊してしまいます。

 

次にバリア機能の破壊された腸粘膜に「仮根」と呼ばれる長い根を伸ばして、穴を開けていくのです。

 

このように穴の開いた腸は、リーキーガット(漏れやすい腸)と呼ばれており、通常であれば体内に入れてはいけない病原菌や毒素なども簡単に通過するようになってしまいます。

 

こうしてカンジダ菌がリーキーガットの腸にコロニーを築くと、さらにマイコトキシンという毒素を放出して全身に送り込みます。

 

既に腸のバリア機能は崩壊しているので、マイコトキシンは血流に乗って全身を巡り、人の免疫システム・ホルモンバランス・思考にまで影響を与えます。

 

カンジダ菌に思考が乗っ取られると、無性に甘いものが食べたくなります。なぜなら、カンジダ菌は糖をエサにしており、砂糖が大好きだからです。

 

それでカンジダ菌は、人間が砂糖をもっと欲しくなるように脳をハイジャックするのです。

 

マイコトキシンを使って、脳にモヤモヤ感や集中力の欠如、イライラや疲労感を与えることで、人が砂糖を欲しがる体質になるように仕向けていきます。

 

このようにしてカンジダ菌に全身を支配された人は、身体のあちらこちらの不調を抱えながらも、異常に甘いものを欲し、ひたすらせっせっとカンジダ菌のためにエサを与え続ける下僕となり果ててしまいます。

 

ちなみに、このような理由で糖尿病の方はカンジダ菌感染を起こしやすく、またカンジダ症の方は糖尿病になりやすい傾向があります。

 

カンジダ菌を除去し支配から逃れる

カンジダ菌の支配から逃れ、理想の腸内フローラを取り戻して、本当の健康を手に入れるためには、まず支配に気づくことがとても大切です。

 

自分がカンジダ菌に支配されているという事実に気づかなければ、そこから逃れることなどできません。

 

でも、どうすれば目に見えないカンジダ菌の支配を知覚できるのでしょうか?

 

海外では既に便分析カンジダ菌テストにより、カンジダ菌の繁殖レベルを調べられる検査機関が多く存在しますが、日本ではまだ少数です。

 

そこで、現在のところは自覚症状を元に自分で分析するということが必要になります。

 

カンジダ菌が異常増殖しているなら、体のあちらこちらの痛みや不快感に加えて、考え方や気分まで影響を受けます。例えば、ウツっぽくなったり、イライラしやすくなったりということが生じます。また慢性的な炎症や感覚が過敏になることも特徴です。

 

「何だか最近の自分はおかしい」と感じることがあるなら、カンジダ菌感染の症状を一度チェックしてみて下さい。

 

「気づいた」なら、次の大きな課題はそれを「認める」ということです。

 

確かに自分が細菌に支配されているなどとは、誰しも認めたくないものです。何だかバカバカしく感じてしまう、そのお気持ちもよく分かります。しかし、その事実を受け入れない限り、今後の人生で体調が好転することはないかもしれません。

 

体調不良を引き起こす真の敵に気づいたということは、ひとつの大きなチャンスです。

 

このチャンスに真剣に取り組んでカンジダ菌を除去するなら、体調が好転し、気持ちも明るくなり、その後の人生に大きなプラスになる可能性は十分に考えられます。

 

カンジダ菌のような細菌の世界は、実体が目には見えないだけに、いまいち現実味が湧かないところがあります。

 

しかし、「見えないから関係ない」「見えないから信じられない」ではなく、「見えないからこそだまされてきたのでは?」「見えないからこそ恐ろしいのでは?」と考えるようにしましょう。

 

長年の隠れた非行の数々をあなたに気づかれたカンジタ菌は、きっと今頃青ざめているはずです。

 

カンジダ菌除去のための5つの作戦

カンジダ菌の非行に気づいたならば、もとの良い子に戻ってくれるよう徹底して戦わなければなりません。

 

カンジダ菌は根っからの悪者ではなく、本当は素直で優しい子です。なかなか成果があらわれずにあきらめそうになることもあるかもしれませんが、愛情を込めて懲らしめを与え続ければ、きっと立ち直ってくれるはずです。

 

そこで、次の5つのステップで除去作戦を実行していきましょう。

 

STEP1 愛の電撃掃討作戦

勝利のポーズ

カンジダ菌は腸壁から侵入し、全身の様々な細胞組織へと散らばっていきます。

そこでまず必要になるのが、カンジダ菌の逃げ道をふさぐことです。

 

そのために役立つのが、カプリル酸という脂肪酸(脂質)なのです。カプリル酸は脂肪酸の中でも長鎖脂肪酸に分類され、この脂肪酸が存在するとカンジダ菌は細胞膜組織に侵入しにくくなります。

 

実際にカンジダ症治療の専門家も患者には、まずカプリル酸を勧めるようです。

 

カンジダ菌の逃げ道を断ったら、次に荒廃させられた都市「腸内フローラ」に救世主を送り込みます。

 

その救世主とは、アシドフィルス菌とビフィズス菌です。これら2つの乳酸菌は、カンジダ菌を食べ殺す菌として知られています。

 

アシドフィルス菌の含まれる食品やサプリメントはあまり多くはありませんが、以下のサプリメントならアシドフィルス菌やビフィズス菌など16種類の乳酸菌が含まれていて、ガッチリと腸内の守備を固めてくれます。

 

この短期間の奇襲攻撃によって、カンジタ菌の多くを除去し、主要基地となってしまった「腸」を制圧し、一気に形勢逆転の道を開きます。

 

 

 

STEP2 愛の兵糧攻め作戦

やられるカビ菌

前述の通り、カンジダ菌は糖を好みます。中でも砂糖が大好きです。さらに小麦に含まれるタンパク質グルテンもエサとなりますから、パンや麺類など小麦を使った食品もカンジダ菌を増やします。

それでカンジダ菌の勢力を弱めるためには、それらエサとなる食品を断たなければなりません。大好きなスイーツやパンもしばらくはお預けです。

 

既に脳を支配されて砂糖依存やパン・麺類中毒に陥っているなら、これは非常に厳しい戦いになることと思います。まずは14日間を目標に頑張ってみて体調の変化を実感しましょう。

 

 

 

STEP3 奪還!城壁修復作戦

壊れたレンガの壁

カンジダ菌によって占拠され、ボロボロに崩壊した腸の粘膜を修復していきます。

腸の粘膜が修復されていくことで、病原菌や有害物質の毒素、未消化の食べ物などが腸壁を透過することがなくなっていきます。その結果、様々な食品へのアレルギー反応をはじめ、全身に生じていた炎症なども沈静化されていきます。

 

腸の修復には、炎症を起こしやすい食物を一定期間制限することや、粘膜の修復に役立つ栄養を多めに摂取することなどが必要です。

 

STEP4 愛の厳戒体制作戦

懐中電灯をもって監視

カンジダ菌はしぶといので、一時的に大人しくなった後も何かのきっかけで再び暴れ出す恐れがあります。それで定期的に除去作戦を決行しなくてはなりません。

カンジダ菌の殺菌効果のある食べ物として、ココナッツオイルやココナッツバター・しょうが・シナモン・生にんにくなどがありますから、これらを定期的に摂取することで繁殖を抑えます

 

STEP5 「黄金の腸内フローラ」構築作戦

黄金に輝く都市

カンジダ菌の反乱により、ディスバイオーシスを起こし荒廃した腸内細菌たちの都市「腸内フローラ」を再建しなくてはなりません。

既にステップ1を実践することで、救世主であり、新しい腸内フローラの統治者であるアシドフィルス菌とビフィズス菌を送り込みました。

 

次の段階として、新しい腸内フローラにふさわしい住民たちを送り込んで、素晴らしい都市、理想の腸内環境をつくっていきましょう。

 

できるだけ様々な種類の乳酸菌が定着できるように、多種多様な発酵食品や乳酸菌サプリメントを摂取していきます。

 

また、腸内を乳酸菌にとって快適な住環境にするためには、適度な運動やストレスマネジメントなどにより腸の機能を高めることも必要です。

 

こうして腸内細菌みんなの理想郷「黄金の腸内フローラ」を目指しましょう。

 

きっと一時はグレていたカンジダ菌も元の良い子に戻って、あなたのために進んで協力してくれることでしょう。

 

 

 

ステップ5まで、やらなければならないことがたくさんありそうで圧倒されそうになるかもしれませんね。

 

そんな時は、すぐにできそうな部分だけでもチャレンジしてみるなら体調の変化をかなりの程度実感できることと思います。

 

そして、体調が良くなったらきっと次のステップもチャレンジしたいという意欲が湧いてくるはすです。