野菜、果物、魚、肉の灰汁抜き

http://biomasa222.sakura.ne.jp/kenkou/joho/06aku.htm より~

青汁など論外です。

野菜サラダの食べ過ぎはアクで寿命を縮める。

ほとんどの方が生野菜を食べることは必要だと考えています。現代栄養学でも生野菜の必要性を説いています。しかし、ほとんどの方がこの生野菜サラダを毎日食べることに大きな問題点があることに気づいていません。

全ての生野菜は強いアクを持っていて食べ続けるとそのアクで寿命を縮める原因になります。野菜は全てアクを処理して食べるべきなのです。

自然の植物、野菜類は外敵である虫や鳥などからたくさん食べられないように自らの身を守る為に葉、茎、根など全草の中に微毒を持っているのです。

日本人が生野菜を多く食べる習慣ができたのは肉食をしてきた西洋栄養学が普及してきてからのようです。肉食をしてきた西洋人は肉の酸性の毒性を中和するためにアルカリ性の生野菜を多く食べる習慣がありました。この肉食普及がアルカリ性の生野菜を食べるのが健康に良いという考えに定着していきました。

昔の日本の先祖は野菜のアク抜きをする料理法をちゃんと言い伝えてきました。肉食の多い西洋の大雑把な料理ではアクを抜くということに手を抜いてきました。

アメリカや西欧で食べる塩は岩塩がほとんどなのでどうしてもミネラル不足になります。岩塩に含むミネラルは、事実ではないが日本で化学塩、100%のNaClと言われ批判されている精製塩に含んでいるミネラルの1000分の1しかない。4億年近くの長い間自然の力で精製された岩塩の精製度は99.99997%くらいです。このミネラル不足を補うために何十種類ものビタミン、ミネラルのサプリメントを摂る習慣ができたのです。

日本で季節の平均的生野菜サラダを毎日100g、365日、50年間食べ続けた場合、そのアクで食べない人と比較して約6年ほど短命になります。リンゴを毎日1個、皮を剥いて365日、50年間食べ続けた場合、食べない人より約4年間短命になります。皮を剥かないで丸ごと食べた場合は約6年間ほど短命になります。(Oリングテストによる)

テレビの宣伝で有名な、マズイ、もう一杯!のケールの青汁を毎日コップ1杯365日、50年間飲み続けると、飲まない人より約13年間ほど短命になります。青汁がいかにアクが強いかよく理解できると思います。各種青汁は全て似たようなアクがあり、寿命を縮める原因になります。青汁や生野菜はミネラルが多く毒素を排泄していくためアトピーや色々な病気の症状を消していく作用がありますが、毒素と一体となって存在している必要なミネラルまでも排泄してしまうためにミネラル不足で内臓の機能が低下し、寿命を縮めていく原因になるのです。

健康情報雑誌や思いきっリテレビ、薬になるテレビなどマスコミの健康情報を聞いて驚異的効果があったという報道のみ聞いて、それらを実行すると大変なことになることをよく理解して下さい。著しい効果があるものほどその反対の反作用のアクが強く、短命の原因になることをよくよく肝に銘じて絶対にそのような情報に飛びつかないで下さい。

根菜類の大根や人参などには表面の皮のところにアクが最も多くあります。根菜類は必ず皮を剥いて料理しなければなりません。皮のまま食べるのであれば煮てアクを抜くか、塩漬けにしてその汁を捨ててアクを抜く必要があります。

野菜類のアクを抜く一般的な方法は沸騰した湯に入れて湯がくことです。そしてその煮汁を全て捨ててから料理するのです。このようにすることで栄養もミネラルも旨みも約40%ほど失われますがまだ半分以上の栄養ミネラルが残っていますのでこれで十分です。アクによる短命化作用が完全になくなります。
その湯がく時間はおよそ、ほうれん草5分、レタス2分、小松菜8分、キャベツ6分大根葉11分、カブの葉9分、ネギ6分、ニラ5分、セロリ-5分、カリフラワー4分牛蒡16分、蓮根5分、大豆19分、小豆22分、ジャガイモ9分、サツマイモ8分、ピーマン6分、里芋7分、ナス8分、タケノコ8分、フキ9分、かぼちゃ6分、トマト1分、モヤシ5分くらいです。沸騰した湯に2~3分では十分にアクは取れません。

これらのアク抜き時間より根より葉の方がアクが多く、緑の濃いものほどアクが強いことが分かります。生で食べるのが当り前のようになっているトマトさえもアクがあるのです。

アク抜きの方法で湯がくのと蒸す方法があります。湯の中にどっぷり漬けてアクを抜くのと湯気で蒸してアクを出すのではどうしても蒸す方は同じ時間をかけてもおよそ40%ほどアクが残ってしまいます。蒸してアク抜きをする場合は上記の時間の40%多く時間をかけてアクを抜く必要があります。

塩による漬物にしてアクを抜くには漬物容器に刻んだ野菜を入れて重しをして野菜汁が上がってきてから相当の時間を置いてからその全汁を捨ててから辛子や生姜、昆布、ニンニクなどの香辛料をいれてかき混ぜて本漬けをし、発酵を待ちます。これで出来上がりです。
塩は当然、自然塩ではなく、にがりの害のない塩でなければ野菜のアクよりもはるかにニガリの害が多く、何倍も寿命を縮めることになります。市販の漬物は全てニガリの強い自然塩ですから買って食べないようにして下さい。

その塩漬けでアクがほぼ安全なくらいまで抜けるのに必要な時間を記します。大根皮付きで8時間、大根葉11時間、白菜6時間、小松菜9時間、キャベツ6時間ケール12時間、人参6時間くらいです。漬物をするほとんどの方はこれくらい長く漬けることをせずに汁が上がったら直ぐ本漬けに入ると思います。数時間ではまだアクがたくさん残り、体に害になります。

果物も必ず皮を剥いて食べて下さい。しかも果物は体を冷やし、血液を薄めていきますから、リンゴなら7分の1くらい一切れ、ミカン一房くらいをたまに食べる程度でよいでしょう。テーブルの上に果物を置くのが当り前のようになっている食卓ですが、果物は食卓に置かないことです。置いてあるとどうしても手が出るようになりますから。

日本の最高の懐石料理に使う野菜は全て湯がくことによるアク抜きをしてから料理して野菜そのものの味を引き出しています。昔も今もプロの料理の達人達はこのアク抜きの知恵を知って言い伝えられてきたのです。

主食はもちろん白米にして下さい。発芽玄米でもフィチン酸のアクがまだ20%残っています。玄米から家庭で精米する場合は精米機に2度かけて完全な白米にして下さい。この完全製白米とわずかのアクを処理した野菜でミネラルは十分なのです。ミネラル不足になる現代人は最も毒性の強い除草剤ダイオキシンを排泄するために体のミネラルが動員されるからです。魚介類のダイオキシンさえ分解して食べればそれ程ミネラルが奪われるようなことはありませんから大根2、3切れほどのミネラルで十分です。

むしろ栄養失調になるくらいの主食中心の粗食少食のほうが健康になります。1週間、2週間何も食べない断食状態のほうが細胞が復活していきます。今の現代人はオカズの食べ過ぎ、ミネラル過剰による病気が多いのです。食べ過ぎはたくさんの野菜や肉、魚、果物、加工食品などからアクの微毒を毎日大量に摂り入れ寿命を縮める原因になっているのです。

現代栄養学ではビタミンA、B、C、Dの働きはこうであり、不足するとこういう病気になる。微量元素ミネラルの働きはこうであり、不足するとこういう病気にかかり易いという表を見たことがあると思います。これをみるとほとんどの人は自分はこういう症状があるからこのビタミン、ミネラルが不足しているんだと思い、ビタミン、ミネラルを補うためにたくさんの種類の野菜を摂り、肉、牛乳、卵などをバランスよく摂らないといけないと思うようになります。

この西洋栄養学では決して健康になれないことはすでに世の中で証明済みです。人体に不足するビタミン、ミネラルを単なる体の症状や毛髪分析などで単純に算出できるものではありません。アクの強いミネラルなどを補うほど体調は狂って短命になります。一時的に症状は消えてもアクで間違いなく短命になります。

白米の御飯と季節の野菜少量、海藻少量、豆腐などの味噌汁だけの食事を毎日、3食、80年間食べ続けても栄養失調には決してなりません。栄養分析表からは考えられない粗食です。人間の頭で考えたカロリー計算、ビタミン、ミネラル補給では決して健康にはなれないことを肝に銘じて下さい。魚介類の毒素を分解してから食べ、自然塩を使わないことが大前提です。