生穀物、生野菜の科学的根拠は?

自然界の動物は、そのまま最終、そく食べる。保存もしない。

火で調理したり、冷蔵庫にいれたり、乾燥食品にもしない。

人間も昔はそうして、生きてきた。

よさそうだが、なにか根拠がほしい。

その歴史を遡ると、キリスト教の聖書にエッセネ派について書かれてあり、その中にローフード・ダイエット(発芽させた小麦などを石うすで引いてこね、それを火で焼かずに、天日で干してつくるパンなど)や浣腸による健康法について書かれている。

火を通した食べ物は酵素が死んでいて、完全には消化されない

特に年令を重ねるごとに分泌される酵素の量は減ってしまう。完全に消化されない食べ物は腸の中で腐敗し、毒素を出すようになってしまうのだ。これを自己毒症と言い、暴飲暴食をしている現代人のほとんどは、この自己毒症に侵されていると言われている。

アメリカやイギリスには、発芽させた穀物をすりつぶしたものをコネて作ったパンが、自然食品店で売られている。これがまた非常に旨い。これにはずっしりと重くて(つまり水分が含まれている)黒い、パンの形をしたものと、ウエハースやクラッカーのような薄くて軽い乾燥させたものの2種類がある。これらはみな42℃以上にならないような方法で、天日や食品乾燥機で作られている。重いパンの方は、麦が発芽するときにできる麦芽糖が豊富に入っていて、まるで糖蜜を入れたように甘い。ただ、こっちの方は保存に冷蔵あるいは冷凍が必要だ。クラッカーやウエハースのようなものはカレー味などのスパイス風味だったり、塩味だったり、蜂蜜などで甘くしてありドライフルーツ

生食をサポートする科学的データ

食べ物を加熱処理すると動物達はどうなるか、見てみると恐ろしい結果になる。これは現在の人間社会にあてはまるのでは?「Be Your Own Doctor (自分で自分の医者になれ)」とうい著書の中で、ドクター・ウィグモアは、こう書いている:完全に平和な共存状態にあるマイス(ハツカネズミ)のコロニーの食事を生の穀物から、人間の食べ残しに変えた結果:マイス同士の喧嘩が起り。弱いものを強いものが殺して食べてしまう。マイス社会は壊滅的に荒廃してしまい、1週間後にはマイスのコロニーは、半分食べられてしまったマイスの死骸が散らばった、荒れ果てた状態になる。食事を元の生の穀物に戻すと、数日間でマイスのコロニーは元の平和な状態に戻ってしまった!
彼女は続ける。人間の体内から腫瘍の細胞を取り出しで培養する。それに加熱処理した食物を与える限り、その腫瘍細胞は増殖を続けるが、生の食物を与えるとたちまち死んでしまう。

1930年に発表された医学博士ポール・カウチャコフの研究に、

、10年間にわたって900匹以上のネコを使って行われた実験の結果。同じ肉・魚・野菜・牛乳を、1つのグループのネコには加熱調理して与え、もう1つのグループには生で与えた。生食のグループは健康で正常な発育状態が世代を超えても続いて行った。一方、加熱処理した餌を与えられたグループの方は、死産が1世代目で25%、2世代目で70%にもなっただけでなく、骨格の生育も未熟になり、様々な病気にかかっていった。そして3世代目では、寿命がなんとたったの6ヶ月になってしまっのだ。この実験でもうひとつ驚くべきことは、生食のネコの排泄物で育てた植物は健康であったが、加熱処理した餌のネコの排泄物で育てた植物までもが、病気で育成の悪い植物になってしまったということである。