ためしてガッテンでも解説されていたイヌリン効果です。菊芋が血糖値を下げる効果は、腸の発酵を良好にするためではないか?と考えていたのですが、ためしてガッテンが証明してくれました。
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菊芋茶の効果について イヌリンの腸内環境を整えたり、便秘を解消する効果
これから注目したい菊芋茶
菊芋茶と聞いてもまだピンとこない人の方が多いかもしれません。でも菊芋茶は、最近メディアでも取り上げられるようになってきた注目の健康茶です。
ここでは菊芋茶について知らないという人にも、菊芋茶を飲むことでどんな効果が現れるのか?その効果や特徴について分かりやすく紹介します。
菊芋茶に含まれるイヌリンが凄い
菊芋茶の中で注目したいのは、成分にイヌリンという多糖類の一種がとても豊富に含まれている事です。このイヌリンがダイエットや腸内環境の改善、糖尿病対策として効果を発揮してくれます。
菊芋茶の効能や特徴について知ろう
そもそも菊芋茶とは菊芋というキク科の植物から作られたお茶のことです。
菊芋はとても生命力が強く栄養価も高い植物です。
菊芋茶に含まれるイヌリンは多糖類の一種で水溶性食物繊維に分類されています。
そんなイヌリンは、腸で分解されるとオリゴ糖となり善玉菌の餌となって腸内の細菌バランスを整えてくれるという効果があります。
また、便に水分を与えて柔らかくしてくれるという効果もあるので、便秘の解消の効果があります。
腸内の環境が整うことで、体の免疫力がアップし、様々な病気の予防をはじめ、現代人が悩まされるアトピーや花粉症などのアレルギー疾患の改善にも力を発揮してくれます。
また、水溶性食物繊維に分類されるイヌリンはゆっくりと消化されるという特徴があります。
そのため糖質の吸収を抑制し、食後の過剰なインスリンの分泌を抑えてくれます。
という事は、イヌリンを豊富に含む菊芋茶は血糖値の上昇を抑え糖尿病の予防にも適しているという事です。
血糖値の上昇を抑えるという事は、糖尿病の予防になるだけではありません。
脂肪の気になる人には嬉しいダイエットサポートの効果があります。
血糖値が急上昇すると脂肪をため込む様に身体が機能してしまいます。
これを予防する事がダイエットに繋がります。
菊芋茶の健康・美容のキーポイントは豊富に含まれるイヌリンにあるという事が分かったでしょう。
菊芋茶を飲んでいる人の口コミをチェック
菊芋茶は上記のようにダイエットや整腸作用、糖尿病の予防改善に効果を発揮します。
しかし、実際に菊芋茶を飲んでいる人は効果をどの様に感じているのでしょう。口コミをチェックしてみました。
・悩んでいた便秘が解消されて驚いた。しかも他の便秘茶のようにお腹が痛くなることもない。
・味も美味しく飲みやすい。血糖値が気になって飲み始めたが、菊芋茶を飲むようになってから数値が安定している。
・生活習慣病の予防に飲んでいます。おかげさまで今のところ、健康診断はいつも問題なしです。
・飲んで1週間、体重への変化はないけれどお腹まわりがすっきりとしてきました。
・アレルギー体質なので菊芋茶を飲んでいますが、季節の変わり目になってもアトピーの症状が出ません。おかげでステロイドを使わなくてもすみそうです。
・ノンカフェインなので、子供も一緒に家族で飲んでいます。お通じが良くなり、主人の血糖値も随分と低くなり喜んでいます。
・劇的な効果は分かりませんが、飲みやすいし糖尿病の家系なので続けていこうと思います。
菊芋茶を飲んでいる人の多くは、あまり癖がなく飲みやすい味だと感じているようですね。
また効果の方も、血糖値の抑制や便秘には明らかな効果を感じている人が多くなっています。
アレルギーの改善としても菊芋茶は役立っているようですね。
大きな変化がなかったという人もいますが、菊芋茶をこれからも継続して飲みたいという人がとても多いのが印象的でした。
菊芋茶はこんな人にオススメ
菊芋茶の注目成分イヌリンは、血糖値の上昇を抑制し腸内環境を改善する効果に優れています。
そのため糖尿病体質・脂肪が気になる・便秘症・アレルギー体質の人には特にオススメしたい健康茶です。
口コミの評価も良いので、毎日の生活の中に菊芋茶を取り入れてみてはいかがですか?
アトピーと腸内細菌の関係「善玉菌・悪玉菌」とアトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、多くのケースではアレルギーが関係して引き起こされる症状だといわれますが、厳密には様々な要因が関係して引き起こされています。
その様々な要因の一つに、腸内細菌のバランスの悪化が指摘されており、アトピーやアレルギー体質の人では善玉菌が少なく悪玉菌が多いケースや、一部の善玉菌(乳酸菌など)が極端に多いなどの傾向があるといわれています。
善玉菌(乳酸菌とビフィズス菌)について
乳酸菌とは?
乳酸菌とは、糖を分解して乳酸を作る菌の総称で、ビフィズス菌も含めて乳酸を作る働きがあれば乳酸菌に含まれます。病原性はほとんどなく、ヨーグルト、乳酸菌飲料、漬け物などの発酵食品の製造に用いられています。一部の乳酸菌・ビフィズス菌は常在菌として腸内や膣内に存在し、ヒトの細菌バランスを維持し、ほかの病原性の微生物から身体を保護する働きを担います。
ビフィズス菌
ビフィズス菌とは、放線菌目に属する細菌の総称で、腸に常在して腸内細菌のバランスを維持する働きがあります。ヒトの腸には5種類ほどが存在し、亜種を含めると30種類ほどあります。糖を分解して乳酸、酢酸を作る乳酸菌の仲間でもあり、一般にビフィズス菌というと「善玉菌」として考えられており、腸内環境を整える働きがあるとされています。
乳酸菌・ビフィズス菌とアトピー性皮膚炎の関係
腸内環境は食生活の影響をうける
腸内の乳酸菌、ビフィズス菌などの細菌バランスは食生活によって影響を受けます。どのようなものを食べているかで善玉菌が優位になったり悪玉菌が優位になったりします。他には、ストレスの影響で腸内環境が悪化することもあります。
一般に、悪玉菌が減って善玉菌が優位な腸内環境が理想的だといわれますが、だからとって悪玉菌が不必要というわけではありません。たしかに悪玉菌は増えすぎると毒素をだして腸内を腐敗させる原因になるのですが、悪玉菌は有害物質に対して働く作用や乳酸菌やビフィズス菌のエサになる役割があり、腸内にある程度は必要なのです。
善玉菌だから増えれば良いと思ってる人がいるようですが、善玉菌と悪玉菌はどちらも不可欠であり、善玉菌優位の状態でバランスよく共存している状態がベストだといえます。
腸内環境の悪化はアレルギーやアトピーにつながる
腸内環境が悪化して腸の中の細菌バランスが乱れると、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎の症状がひどくなることがあります。アレルギー体質やアトピー体質の人では、ちょっとした身体のバランスが乱れることで症状が悪化することがあり、腸内細菌のバランスが乱れることでもはっきりと症状がひどくなることがあります。
乳酸菌は良い面と悪い面がある?
乳酸菌は腸内環境を整える善玉菌として考えられていますが、確かに乳酸菌には乳酸を作って腸内環境を弱酸性に保ち、その結果として悪玉菌を減らす働きがあります。また、腸内でビタミンを作り出し、健康を維持する働きなどもあります。ただし、乳酸菌の中にはビタミンを消耗する働きがあるものや、極端に増加するとアレルギーの原因となる抗体を過剰に作り出してしまう性質があるものもあります。
乳酸菌は善玉菌だからといって必ずしも腸内に増えれば良いというものではなく、そこはバランスが重要になってきます。欧米では必ずしも「乳酸菌=善玉菌」だと考えられておらず、菌種によっては増えすぎると身体にとって有害だと認識されている善玉菌もあります。
一部の乳酸菌はビオチン(ビタミンH)を消化する
ビオチン(ビタミンH)は皮膚病を予防する働きがあることから発見された水溶性ビタミンです。そのビオチンは食物から摂取するほかに腸内細菌によってもつくられていますが、一部の乳酸菌やビフィズス菌にはこのビオチンをエサにして増加する働きがあるといわれています。そのため、腸内細菌のバランスが乱れるとビオチンが作られなくなったり、ビオチンが消耗されたりして不足をまねくことがあるようです。
以下は代表的なビオチンの働きです。ビオチンが不足すると以下のような働きが低下します。
ビオチンの働き
- たんぱく質の生成に関与して、丈夫で健康な肌を作ります。
- 角質、髪、爪などの成分であるケラチンを合成に深く関与します。(角質を丈夫にしてバリアを強くします)。
- セラミドやコラーゲンの合成に関与する。(セラミドの分泌を促して皮膚バリアを強化する)。
- 抗炎症物質を作り、アレルギー症状を抑えます。(実際にアレルギー患者やアトピー患者にビオチンを投与するとIgE抗体(アレルギー抗体)が減少し、症状が緩和することが多いようです)。
- 脱毛や白髪の予防。
- 骨などの炎症や変形に有効。
アトピー患者は乳酸菌が多い?
アトピー患者の便を調べると腸内環境が悪い傾向があるといわれ、ビオチンを消費して増える性質をもつ乳酸菌が多い傾向があるといわれています。一説では、ある種の乳酸菌やビフィズス菌によってビオチン不足を引き起こし、慢性的な皮膚病やアレルギー疾患を引き起こしているのではないかといわれています。
実際に、アトピー性皮膚炎の患者にビオチンを投与する治療も広く行われるようになっています。アレルギーやアトピー患者に対してビオチンの投与を行うと、数ヶ月にかけてIgE抗体(アレルギー抗体)の数値も減少し、皮膚にバリアがでてきてアレルギー症状自体も落ち着いてくることも多いようです。(もちろん、アトピー治療はステロイド外用薬と併用して行う必要があります)。
腸内環境を正常にするには?
腸内環境を整えるために、食生活において大切なことは「悪玉菌が増えないような食生活」、「善玉菌のバランスを考えた食生活」です。悪玉菌が増えすぎないことはもちろん、善玉菌のバランスも重要です。
現代のような飽食の時代には偏った食生活が可能なため、腸内バクテリアのバランスが乱れやすいといえます。食生活が欧米化し、腸内環境が乱れている可能性があります。また、健康に気をつかっている人でも、「健康や美容に良いから」といって健康的な食品ばかりを選んで食べ、かえって腸内細菌のバランスが乱していることも少なくありません。
腸内悪玉菌を減らすには?
- 腸内の悪玉菌を減らすには、古来から続けてきた日本的な食生活を意識してみましょう。
- パンよりも米、肉類よりも魚や豆。また、野菜が不足しないようにします。
- 食品添加物が多い加工食品なども控えるようにしましょう。
- 暴飲暴食やストレスも腸内環境を悪化させる原因になります。
腸内善玉菌のバランスを整えるには?
- なんらかの食品を食べて下痢をしたりする場合は、その食品は控えるようにします。(下痢は細菌やウイルスを追い出すための反応なので、下痢をしてしまう食品は身体に合わないと考えてください)。)
- 乳製品のとりすぎに注意し、特に乳製品でお腹がゆるくなる人は控えるようにしましょう。(乳製品は腸内細菌バランスの悪化、消化不良、下痢、アレルギーなどの原因になります)。
- 乳酸菌が豊富に含まれるキムチやお漬物を食べてお腹がゆるくなったり下痢をしたりする場合も注意します。
- ビフィズス菌などが配合された整腸剤を飲んで、下痢をする人も善玉菌が多すぎる傾向があります。
- ビタミンCも腸内善玉菌を増やす作用があるため、サプリメントなどで飲みすぎに注意しましょう。