癌発病時 電解質低下がみられるのか?
1.癌のエサ 糖質制限
2.電解質の正常化
3.酵素の活性化をおこなうこと
野菜、酵素中心のゲルソン療法・・・血液でなく尿中のNa,K,Clを測定、癌の場合はKを高めにバランスとる。
渡辺亮医師 。。。癌体験の本、紹介
現在も食事療法を続け、発病時より約6年経過中。 ・医師としてのプロフィールは、 … 細胞内電解質(特にナトリウム(Na)やカリウム(K)や塩素(Cl))を正常な状態にもどし、
あなたのがんを消すのはあなたです
ちゃこさんのブログからですが~
https://ameblo.jp/cha-chan0105/entry-11448824005.html
こんばんはー
今日のタイトル、(厳格なゲルソン療法体験記)って副題の渡辺勇四郎医師の本の表題そのまま。
前々回、名前だけご紹介したこの本の要約(というよりも気ままなつまみ食い・笑)を書こうと思います。
出だしから長めの予感…(それでなくてもいつも長いのに・笑)
適当なところで中断、2回位に分割予定。
ヨロシクお付き合いください~
まずは著者のがん病歴・職歴紹介を。
・2007年2月、67歳で進行した前立腺がん発覚
・具体的には遠隔転移(広範囲のリンパ腺・腰椎に転移)があり、
抗がん剤・放射線の出来ない状態
・治療として、ホルモン療法と併用し厳格なゲルソン療法を実施
(この場合の厳格なるゲルソン療法の中身は、塩・砂糖・油脂を使わない食事、大量のにんじん・野菜ジュースの摂取、肉・魚・卵・牛乳を摂取しない食事を意味する)
・ゲルソン療法実施1年後にがん細胞消滅。
現在も食事療法を続け、発病時より約6年経過中。
・医師としてのプロフィールは、
新潟大学医学部卒業後、聖マリアンナ医大で助教授を経て、
現在は厚木佐藤病院内科医師。
本の構成は、
1章では症例(著者の渡辺医師本人の症例と渡辺医師の指導の下でゲルソン療法を行った患者さんの症例)、
2章では解説(著者が実践した厳格なゲルソン療法の中身・療法中に経験した事実を医学的に評価・解説)
から成る。
最も面白かったのは、ゲルソン療法の根幹を再確認できたことに加えて、ゲルソン療法の効果の目安がわかるある指標がはっきり提示されていたこと。
『ゲルソン療法の根幹とは?
→細胞内電解質(特にナトリウム(Na)やカリウム(K)や塩素(Cl))を正常な状態にもどし、すべての細胞内の酵素活性を正常に戻し、がん細胞を死滅させること』
・人間の体液には細胞内液と細胞外液があり、それぞれ、
細胞内液→K(カリウム)>Na(ナトリウム)、細胞外液→K<Na
という一定の比率で存在する必要がある。
・細胞内にKとMg(マグネシウム)が多いのは、酵素反応に不可欠だから。酵素・ホルモン・ビタミンが生体を維持するために本来の正常な機能を果たすには、細胞内液ではK>Naの環境が必要。
・反対に、酵素・ホルモン・ビタミンが機能すべき臓器に達する前に血液やリンパ液中で機能して消費されないよう、細胞外液ではK<Naで酵素・ホルモン・ビタミンの働きが抑制されている。
・だが、がん患者の正常細胞内とがん細胞内ではKが決定的に少なくNaが明らかに過剰に増加している。
・Na、Kのバランスが崩れた要因としては、
肉・魚・卵・牛乳の摂りすぎ、食物の流通・保存のための塩の過剰摂取、野菜・果物でのカリウム摂取量の減少が考えられる
・Na・Kのバランスが崩れた細胞内環境では、がんは増殖する
遺伝子の合成・細胞分裂・再生・DNAの修復や組み換えはすべて細胞内の酵素の働きで行われるが、
この環境では酵素の機能が低下して上手く働かない。
例えばDNAが損傷してもうまく修復できずに突然変異でがん発生→通常ならアポトーシス(プログラムされた細胞死)で死滅するはずが、Na・Kのバランスが崩れると酵素の機能低下でがん細胞が生き延びるなど・・
(訂正:当初のNa>Kの表現を訂正します。細胞内ではKがNaより有意に多くあるべきなのに、それが崩れてくると・・・という意味です)
・厳格なゲルソン療法を実施することで、
体の細胞内電解質が正常細胞の状態に修正される→生体の免疫系や全ての細胞の酵素が正常に働き、全身の代謝活動が正常化→生体が本来持つ自己治癒力が正常に戻ることでがん細胞が生存できなくなり消滅する、と。
これがゲルソン療法の根幹。
著者はあとがきで、
「がんは病気ではない。敵ではなく、闘う必要もない。」
「がんは細胞内のNa、Kのバランスを本来の正常状態に戻して欲しいという生体の欲求の現れで、我々が間違いに気づき訂正すればがん細胞は潔く自分から姿を消す」と言い切ってます。。。
う~ん、すごい。すごすぎる。かなり思い切った言い切り(笑)
(ただし、抗がん剤やホルモン薬・放射線といった治療にも耐性をつけて生き延びようとするすさまじい生命力を持つがんを食事療法で断つのだから、相当の覚悟が必要とも言ってるし、症状や進行度によってゲルソン療法を勧められない症例も挙げてある)
もうひとつの肝が、
『ゲルソン療法の効果の目安がわかる指標とは?
→尿中のNa,K,Clの値が効果を見る目安になりうる』
・細胞内のNa,Kを測定するのは不可能なので、著者はゲルソン療法開始時より血清中のNa,K,Clと尿中のNa,K,Clの値を測定。
すると血清中の値の変化はほとんど無いのに対して、尿中の値には大きな変化がみられた。
・2007年3月尿中Na:Kの比率は、1:6,54
・2008年2月尿中Na:Kの比率は、1:11,55
(ちょうどゲルソン療法開始より1年。ここの時点でPSA(前立腺がんの広がりを測定)が産出されずGTP値(幹肝細胞が破壊された程度を示す)が正常値になる。よって渡辺医師は、K/Naの値が11,55で自分の身体のがん細胞が存在できなくなったと考える)
2008年8月尿中Na:Kの比率は、1:14,27
2009年5月尿中Na:Kの比率は、1:22,2
・また、他のがん患者の症例も記載あり。
特に目を引いたのは、自分なりに緩い方法でゲルソン療法をやりつつも再発あるいは進行が見られた後、2~3ヶ月間を厳格なゲルソン療法を実施した数名の患者さんたちのK/Naの数値の変化(一部のみ、抜粋)
当初のK/Na 2(3)ヶ月後のK/Na
① 2,67 → 14,29 (大腸がん・52歳・男性)
② 3,48 → 13,84 (肝細胞がん・69歳・男性)
③ 6,50 → 15,80 (肺がん・73歳・男性)
④ 4,20 → 11,70 (卵巣がん・43歳・女性)
いずれもK/Naの値が高値になると症状が安定したりがんの消失が見られたらしい。
これにより、
*尿中のK/Naの値は、ゲルソン療法を有効に行い確実に効果を得る重要な目安になる
*同時に患者の食事療法がどの程度厳格かを知る目安になる
*もちろん、この値が患者各自のがんが消える数値の目安になる
これについては~~、ただただ、びっくりの内容でした!(@_@)
この1年5ヶ月、手探り状態で食事療法を続けてきましたが、その成績(評価)を付けられるなんて!!(しかも簡単に)!!!
実は採血のたび、データを見ては「Naの値、変わらんなぁ~」って思ってた。にんじんジュースを多めに飲んで検査すると、Kは標準値よりちょっと上(Hが付く)こともあったりしたけど、Naは変わんないのかな~って。なのに、尿検査では変化がわかる!!
おおげさだけど、真っ暗な夜道に小さい外灯が付いた気さえする。
と同時に、ここまで来たら、数値もチェックして自分の身体で人体実験を遂行したい気持ちが強まった(笑)
今週早速、主治医の診察&リュープリン注射があるので、それとな~く検査をして欲しい旨打診してみるつもり。却下なら(笑)、他のクリニックで頼んでみようと思います。
1年経って「ゆるゲルソン」に移行中で。
正直あんまりいい成績ではないかもしれないな、とも思うけど・・
ともあれ、食事療法中の身体の状態を調べる指標がわかったのはうれしい限り。
先のことは調べてから考えます(笑)!
ひゃ~、読み返すとやっぱり超長文やね~(笑)。
ひっぱりすぎ。すみません。今日はこの辺で打ち止めます。
次回は~
「コーヒー浣腸の意義と今の段階で要・不要どちらか?」
「ゲルソン療法と体重減少のメカニズム」など、
ゲルソンをやってて疑問に思ってたことに簡潔に応えられていたので、
そういったことをちょびっとピックアップします・・・
今日は三連休の最終日でしたね~
(わたしの三連休、
某クリニックで温熱療法の説明会参加・ブロ友COCOAちゃんと落ち合い、病院&代替療法ネタで楽しいお茶タイム(withオット・笑)・長女Cちゃんと某ファッションビルなめつくし(?)のバーゲン巡り・・・
盛りだくさんでございました^^)
各地で天気は大荒れ・・・雪の成人式のところも多かったようで・・・
みなさんも体調を崩さないよう、暖かくしてお過ごしくださいね~♪
今日も長々おつきあい、お疲れ様です&ありがとうございます!
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