糖尿病での高カリウム血症が腎透析の素因!

糖尿病での高カリウム血症が腎透析の素因!

 

血糖値、ヘモグロビンA1Cが下がっても、高カリウム濃度をさげないと、腎透析に進

む。糖尿病腎症の方、クレアチニン同様、カリウムの変化に要注意です。

病院の薬では、まず高カリウム、低ナトリウムの数値はさがりません。

足のつり、四肢のしびれは、運動では無理。筋肉に水素イオンで修復する必要が、あ

るらしい。 筋肉細胞に水素イオンを入れるには?

当分は果物をやめ、野菜中心に。

食事療法、腎臓の毒だし、あるいは玉ねぎでデトックス。

活性酸素の除去と水素イオンを筋肉に入れる、増やすことの勉強しよう。

 

 

高カリウム血症(こうカリウムけっしょう)

は何らかの原因により血中のカリウムの濃度があがってしまう電解質代謝異常症のひとつである。災害時、挫滅症候群(クラッシュシンドローム)として発症する場合もある。

 

症状[編集]

カリウムは本来は体内に必要不可欠なミネラルのひとつである。しかし、血中濃度が異常にあがりすぎた場合、人体に重篤な悪影響を及ぼす。主な症状は

などがあげられる。そのまま放置しておくと致死性不整脈から心停止に至る可能性がある。ECF(細胞外液)のK濃度が5.0 – 6.0mEq/lになると心電図異常(テント状T波、P波の消失、QRS幅延長)が見られ、7mEq/l以上になると致死的不整脈を起こす可能性が非常に高くなる。高カリウム血症は死に至る病態である。その死因は不整脈であるので、予防措置として心電図検査を行うことが一般的である。

 

 

高カリウム血症の改善

高カリウム血症の改善高カリウム血症では細胞内の水素イオンと血清カリウムイオンが交換されて、代謝性アシドーシスとなっていることが多い。血液ガス分析で強度のアシドーシスが認められる場合は、重曹(メイロン®:炭酸水素ナトリウム)を投与してアシドーシスを改善させる事で、一時的に血清カリウム値を改善させることができる。これは5分以上かけて緩徐に静注する。

ちなみに、代謝性アシドーシスに対する炭酸水素ナトリウム投与は、見かけ上は代謝性アシドーシスを改善するものの、最終的に細胞内水素イオン濃度の上昇を招き、細胞内アシドーシスを助長するため結果的に有害である、との見方がある。G-I(グルコース・インスリン)療法は、ブドウ糖25gの水溶液(50%液50cc、10%液250cc、5%液500ccのいずれか)に速効性インスリン5-10単位を加えて持続投与するものである。インスリンがブドウ糖を細胞内に取り込ませる際にカリウムを一緒に細胞内へ移動させる作用を利用している。

陽イオン交換樹脂を経直腸的に投与することで腸液中カリウムを除去する方法もある。一般的にはケイキサレート、カリメートといったイオン交換樹脂を経口投与することが多い。上記のいずれも、一時的に血清カリウム値を低下させる作用しかないため、根本的に高カリウム血症を改善させるためには血液透析が必要である。

インスリンの分泌機構、インクレチンの作用機序

インスリンの分泌機構、インクレチンの作用機序

インクレチンがカリウムとナトリウムのバランスをよくして改善可能・

薬剤使用すると腎臓が悪化、透析になりかねません。

食事の前にまず食物繊維で小腸で胃の環境を整えましょう。

食物繊維は

1.きくらげ 2.干しシイタケ 3.ひじき 4.茶葉 5唐辛子

きくらげは便秘、宿便とるに絶好です。お試しください。

さらに

糖尿病の高カリウム、低ナトリウムの原因がわかってきた。

 

 

 

 

インスリンの分泌機構及び、インクレチンの作用機序について確認しよう!(◎_◎;)

7:44

インクレチン.

 

 

 

 

 

 

5
4

1:01

GLP1受動態作動薬というのが注射製剤のことであり・・・

 

 

3:20

インクレチンとは? 食事を摂取したとき腸管(主に小腸)から血液中に分泌される消化管ホルモンの一種であり、食後に高くなった血糖値を …

 

高K,低Na 筋肉麻痺 アルドステロン症 症状 対策

病院の薬では、治らないようだ。糖尿病退院のちの症状だが、原因はふめい。

針、灸医院では数回の治療でどうにかなりそうです。

副腎のホルモンが以上にでている。

看護師になってみる研究会 内分泌 病態 第9回 原発性アルドステロン症

鍼灸 吹田 | やわらぎ江坂治療院 – 心臓弁膜症とアルドステロン症インタビュー動画

高かった血圧を薬を使わず無理なく下げる方法

足の状態、首くぉ柔らかくすれば、副腎、腎臓の状況が改善するらしい。
副作用のある薬より効果的。

小児難病5 49偽性低アルドステロン症の症状・治療について

腎不全監視の手段 腎不全監視 腎臓の危険信号 腎臓のサイン 血液検査 クレアチニン値に注目 定期検査

腎臓病 電解質

慢性腎臓病の合併症

www.twmu.ac.jp/NEP/mansei-gappei.html

慢性腎臓病(CKD)ステージ3~5においては、腎機能障害に伴い、. (1)尿濃縮力障害. (2)高窒素血症. (3)水・電解質異常(体液過剰、高カリウム血症). (4)代謝性アシドーシス. (5)腎性貧血. (6)二次性副甲状腺機能亢進症. など、さまざまな合併症が出現し …

腎不全の電解質異常 – Things in the closet

www.okotono.net › 医学 › 腎泌尿器

2016/02/26 – 基本的な考えとしては 急性腎不全→ほぼ全てのネフロンが機能障害になる=糸球体濾過量は低下し、色々なものを排泄できない 慢性腎不全→一部のネフロンが機能障害=生き残ったネフロンは死んだ分まで仕事をする=1つのネフロン …

腎臓の働きと検査

home.hiroshima-u.ac.jp/expertpt/jinzounohatarakitokensa.html

腎臓の働きの絵、からだの電解質の濃度を一定に保つ. 3.血圧の調整 … 腎機能が低下すると腎臓から排出されず、血液中にたまり、クレアチニンの値は上がります。 …. より正確にどのような病気によって腎臓が悪くなったのかを調べるための検査です。 腎臓の …

慢性腎不全のときの電解質変化の覚え方 | えさきち。

kumicho.asia › 内分泌

2016/10/10 – 腎臓は老廃物や毒素を尿として体外に排出したり、必要な電解質を再吸収したり過剰な電解質を体外に分泌したりして恒常性を保つ重要な臓器です。 慢性腎不全では電解質のバランスが崩れます。ここでは慢性腎不全における電解質 …

腎臓病とは | 腎臓病について | 一般社団法人 全国腎臓病協議会(全腎協)

www.zjk.or.jp/kidney-disease/about/index.html

腎臓の機能はいちど失われると、回復することがない場合が多く慢性腎不全といわれる病態になります(急性腎不全の場合は機能が回復することもあります)。 …. 電解質の調節, 電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム、リンなど)の濃度や量を調整する. 4.

1.1腎臓の働き | 独立行政法人国立病院機構 千葉東病院

www.chiba-easthp.jp/introduction/s39/ishoku02/

腎臓の働き □尿として老廃物を出す (腎臓は血液を濾過して老廃物(や塩分)を尿として体の外へ追い出してくれます) □水分の調節 沢山の水分を取った時には、尿量を … 電解質のイオンバランスを正常に保つ 電解質とは、ナトリウム、カリウム、などのことをいいます。 … 老廃物や有害物質が体外に排泄されなくなることにより、体内が酸性に傾く事で免疫力が低下し病気にかかりやすくなり、疲労感・脱力感を感じるようになります。

働き②水・電解質のバランスの維持|腎臓病といわれたら.com

ckd45.jp/ja/home/work-of-the-kidney/w2-balance-of-water-and…/index.php

2014/03/13 – 水・電解質のバランスの維持. 人間の体内の水分(体液)量は食事や運動などにより日に日に変化しますが、腎臓は尿の濃さや量を調節することで、体内の水分バランスを一定に保っています。 また、体液に含まれる重要な電解質(ナトリウム・ …

腎臓病、電解質、高血圧 – UMIN

square.umin.ac.jp/seedbook/

腎臓の糸球体という部分で濾過、尿細管という部分で再吸収を行っています。 濾過された血液(原尿と言います)を再吸収する過程で調節されるため、 尿細管での再吸収過程が体液の調節に重要な役割をはたします。 腎臓病のページで腎臓の異常が原因となる …

腎臓の構造と働き:体液の調節:大阪府立急性期総合医療センター腎臓 …

plaza.umin.ac.jp › トップページ › 腎臓病とは › 腎臓病の構造と働き

細胞外液の電解質の濃度は細胞が生きていくために非常に重要な要素です。腎臓が正常であれば、飲み食いによって口から入る量に関係なく電解質の濃度は一定に保たれています。 … トップページ > 腎臓病とは > 腎臓病の構造と働き > 体液の調節 …

腎不全|病気について|国立循環器病情報サービス – 国立循環器病研究 …

www.ncvc.go.jp/cvdinfo/disease/renal-failure.html

2013/11/28 – 電解質には、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、クロール(Cl)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、重炭酸(HCO3)などがあります。腎臓はこれらの電解質の濃度を正常に保ち、体内で生じた酸性物質を重炭酸(HCO3)で中和して …

腎臓 塩不足

減塩ネット

クリックしてください。

http://gen-en.net/sio-lack.html より~

塩と体のはなし

塩と体のはなしTOP > 過度な塩分不足は命にかかわる

過度な塩分不足は命にかかわる

「体内でナトリウムが不足すると体で何が起きるのか」

塩のイメージ体内でナトリウムが不足すると、細胞内や骨に蓄えられているナトリウムが細胞外液(血液やリンパ液、胃液などの消化液)に放出され、塩分濃度を調節しようとします。 また、ナトリウムの排出を抑制するため、血液によって腎臓に運ばれたナトリウムは一度濾過され、その後尿細管で再吸収され、再び細胞外液(血液やリンパ液、胃液などの消化液)に送られます。


「体に現れる症状」

ナトリウムが不足すると体には次のような症状が現れます。

体に現れる症状1 -めまいやふらつきを起こす-

塩分摂取が不足すると、体内の塩分濃度を保つため汗や尿などからのナトリウムの排出を制限します。 同時に体内にあるナトリウム量にあわせて水分を調節するため、体内の水分も少ない状態に保ちます。 体内の水分量が減るということは血液量も少なくなるため、血液による脳への酸素供給が減少してめまいやふらつきが起こります。

体に現れる症状2 -食欲減退・脱力感-

塩分摂取が不足すると、体内塩分濃度の関係から細胞外液(血液やリンパ液、胃液などの消化液)も少なくなります。 消化液が少なくなると当然消化できる食物量も少なくなるため、だんだんと食欲がなくなります。 食事量が減ると栄養摂取量も少なくなるので、体の機能が衰え、体がだるくなり脱力感があります。

体に現れる症状3 -脱水症状や筋肉異常-

スポーツ中や、汗を大量にかく仕事をしているときは、水分と一緒に塩分を多く摂るようにとよく言われます。汗をかくと塩分も一緒に排出され体内の塩分濃度が低くなるので、それを補う必要があります。 汗を大量にかいたとき、水分はよく補給しますが、塩分補給が十分でないと、体内の塩分濃度がさらに低くなります。低い塩分濃度に合わせるために、水分をたくさん排出しようとします。そのため、体内の水分は更に不足し、脱水症状や熱中症などが起こります。

また、運動中は、発汗による水分排出への対応と運動による血流配分の変化から、腎臓の機能が抑制されると言われています。そのため汗を大量にかいても塩分補給が少ないと、ナトリウムは排出される一方ですから、筋肉からもナトリウムが奪われ、体内の塩分濃度はさらに減少します。 この状態がひどくなると、筋肉の伸縮に必要なナトリウムが不足することから、伸縮信号に異常が生じ、意識外で勝手に筋肉が収縮するという症状(けいれん)が起こります。

体に現れる症状4 -精神障害や昏睡状態-

水を大量に飲んで体内の塩分濃度が一気に下がると、神経伝達が正常に働かなくなり、嗜眠(しみん※1)や精神錯乱が起き、さらに症状が進むと昏睡状態になる可能性があります。

※1 睡眠が続き、刺激に対する反応が極度に鈍くなる。強い刺激を与えないと目覚めないという意識障害の一種。

そのほかの塩と体のはなし
塩の働き
人間の体に必要な塩分量
過度な塩分不足は命にかかわる
塩分を摂り過ぎると
ナトリウム量を塩分換算する
塩分を摂り過ぎたらどうする?

 

 

足がつるのは何が原因!?病気の可能性もあるって本当なの?

健康

足がつる 原因 病気

足がつると、どうしようもない痛みに苦しみますよね。
この「足がつる」という症状、クセになってしまうのが困った点です。

では、足がつるのは一体何が原因になっているのでしょうか?
また、この症状から考えられる病気はあるのでしょうか?

そこで、そんな辛い「足がつる」という症状の原因や、それが関係する病気を紹介します。

足がつる※その原因は!?

足がつる症状は、筋肉の異常収縮によって起こります。

そして、この筋肉の異常収縮という症状を引き起こす原因として考えられるのが、以下のようなものです。

・運動不足
・筋肉疲労
・水分不足
・体液中の電解質異常

これらの原因による足がつるという症状は、一過性のもので、いわゆる「クセになる症状」とは少し違っています。

そして、クセになる「足がつる」症状の原因として考えられることは以下のようなものです。

・糖尿病・椎間板ヘルニア・動脈硬化・甲状腺異常などの病気
・妊娠中
・降圧剤や抗高脂血症剤、ホルモン剤の副作用

足が頻繁につることで悩まされる方は、これらの原因の中に、思い当たるものがあるという方も多いのではないでしょうか?

一過性のものであれば、原因を知れば対策は可能です。

ですが、慢性的に起こる足がつる症状は、原因も慢性的なものなので対策も難しくなりますね。

足がつる※病気が原因!?

足がつる症状の原因には、実は恐ろしい病気が隠されている可能性もあります。

糖尿病や椎間板ヘルニア、甲状腺異常といった病気が原因で頻繁に足がつることがある、というのは先ほどの原因でも述べました。

中には、頻繁に足がつるために、対策したくて病院を受診してみたところ、閉塞性動脈硬化症や腎臓病などの重大な疾病が発覚したということもあります。

足がつる原因になる病気は、深刻なものが非常に多いので、早めの対策が必要です。

放置したことにより、足を切断しなければならない重大な事態に発展してしまったという話もあります。

たかが足のこむら返りと、甘く見て放置するのは良くありません。

明らかに何度もこむら返りを繰り返しており、異常を感じている場合には、無理せず病院を受診してみましょう。

足がつる場合に、まず受診するのは整形外科です。

整形外科医の中には、こむら返りに詳しい先生もいることがあるので、事前にそのような先生を探してみると良いですね。

また、他にも体調面で不安がある場合には、内科を受診して「頻繁に足がつる」という症状を伝えてみましょう。

詳しい検査により、原因となっている病気が発覚するかもしれません。

足がつる※対策法

足がつると激しい痛みを伴いますし、非常に強いストレスを感じますね。
そんなこむら返り、どのように対策すれば、解消することができるのでしょうか?

まず、足がつる症状に対する対策法で有効なものの1つが、ストレッチです。

つっている時の足は、指がおかしな方向に曲がっていたりします。
これをゆっくりと元の位置に戻してあげましょう。

ただし、この時に無理やり戻してしまうと、肉離れなどさらなる悪化を招く可能性があります。

痛みがひどくても、冷静になり、ゆっくり丁寧にもどしていきましょう。

それから、足がつった時は痛みがあるために、どうしても冷やすという発想が出てきてしまいます。

ですがこれは間違い。

足がつった時には、幹部に温めたタオルなどを当て、血行促進したほうが効果的です。

さらに、ある程度痛みが治まったら、心臓に向かってふくらはぎを優しくマッサージし、筋肉をほぐしていきましょう。

血行を良くすると、足がつる原因である筋肉の異常収縮を抑えることができます。

まとめ

誰もが1度は経験したことのある、足がつるという症状。

原因には様々なことが考えられますが、中には恐ろしい病気が潜んでいることもあるのですね!

甘く見ずに、できるだけ早く医療機関を受診し、足がつるという辛い症状から解放されると共に、病気の早期発見にも役立てましょう!

また、足がつってしまった時には、正しい対策法でできるだけスムーズに痛みから解放されたいですね。

腎臓に効く鍼灸経絡治療

腎臓に効く鍼灸経絡治療(自律神経調整による免疫活性療法)
人工腎臓透析を始める前に、始めた方も少しでも自分の腎臓を使えるように、鍼灸治療を試してみませんか?
漢方的に腎臓について考察してみました。
鍼灸治療は、体にやさしい、有効な腎臓病の治療法です。

http://naosuzo.net/wp-admin/post-new.php

完全予約制です。TEL:072-853-2166 OR TEL:072-396-7604
大阪枚方市の福本鍼灸院の腎臓病の予約メール質問・予約メール
福本鍼灸院の免疫ツボ療法へ


①漢方における腎臓


漢方では、腎臓のことを腎といい、これは腎臓の作用を示す言葉で
具体的には、副腎機能と腎臓本体の機能の二つを分けて表しています。
副腎機能については、全身の細胞の活性化や緊急時の対処などについて
中心的な役割を果たしています。
また、腎臓本体については、主に血液中の不用物の体外排泄、
骨髓に作用して血球を作ること、全身の体液の調節などです。


②副腎の作用、ホルモン分泌

続きを読む

K 透析患者の血液検査の値 – カリウム

K 透析患者の血液検査の値 – カリウム

http://www.geocities.jp/blackwildhamster/k.html より~

血清カリウム基準値は3.5~5.0mEq/l
腎不全では3.5~5.5mEq/l、要注意値は6.0mEq/l以上。
口のまわりのしびれ、手足に力がはいらないなどの高K血症の症状は
7.5~8.5mEq/lであらわれ除脈、不整脈など胸部症状や
呼吸筋の麻痺による呼吸不全は致命的な危険性がある。

高カリウム食品トップ4はハクサイ、トウモロコシ、サツマイモ、ほうれん草
その他、ナッツ類、低塩食品(カリウムを多く含む)、ドライフルーツ、
プルーン、コーヒー、スイカ、バナナなど。

高カリウム食品の過剰摂取で高カリウム血症をおこすことが最も多い。
漢方薬はイメージよりもカリウムは低く、また服用量も極少量であるので問題になりにくい。

青汁は飛びぬけてカリウムが高いので要注意。

高カリウムであると厳しく注意されますが
実際、透析を受けている人で高カリウムで死ぬという人はなかなかいません。
生グレープフルーツサワー5杯でカリウム9.0mEq/lという患者さんがいましたが
歩いて病院に通院できていました。

透析は受けていないが腎機能が悪いと指摘されている人はいろいろと調べて
腎臓に良い食べ物を探したりしますが、腎臓に良いといわれている食べ物は
たいがいカリウムが高かったりします。

健康な人にとってはカリウムの高い食品を食べると利尿作用により体の中のカリウムと塩分を
尿として排泄するので、とても健康に良いといえます。
塩分の高い食品をたべてしまっても野菜をしっかり食べれば
排泄でき、調節することができるわけです。

遺伝病の多発性嚢胞腎は腎臓、肝臓に嚢胞ができ、中年以降に腎不全となってしまう病気ですが
カリウムの多い食品、野菜、果物を食べることで嚢胞ができるのを予防することができるといわれています。

しかし、腎臓が弱り、検査でeGFRが30以下になるようではカリウムはうまく排泄されにくく、
体の中に溜まっていくのでカリウムの制限が必要となってきます。
eGFRが30以下とは腎機能が30%以下と考えることができます。

腎臓の悪い人でカリウムの制限をする目安は血液検査でカリウムの濃度が5.5以上になったころです。

体内の総カリウムのほとんど、98%は細胞内にあります。
細胞内液の主要イオンであるため
溶血、消化管出血、発熱性消耗疾患でも高値を示す。

高流量の回路から細い針をつかって採血をした場合や、
回路の折れによる溶血、強い再循環による溶血、脱血不良、
検査前に分離せずに冷所保存すると溶血をおこし高カリウムとなります。
白血球、血小板が増えている場合も採血後のカリウム値を上昇させる。
これを偽性高カリウム血症という。

筋肉はカリウムを貯蔵するためカリウム値の恒常性を維持するはたらきがある。
筋肉量の少ない女性や老人は高カリウム血症をおこしやすい。
体の小さい人はカリウムもすぐに上がってしまいます。

肝臓はインスリンの働きによってグルコースを取り込むと同時にカリウムもとりこむ。
インスリン欠乏は高カリウム血症の原因となる。
高カリウム血症の治療目的でグルコースとインスリンを静注することもある。

アシドーシスは細胞内のカリウムが細胞外にでることによって生じる。
pHが0.1低下するとカリウム値は0.6mEq/l上昇する。
透析はアシドーシスの補正を行うため
カリウムは細胞内に引き込まれ、血液中のカリウム濃度は低下するため
透析の拡散による除去の効率は悪い。

透析液のカリウム濃度(2mEq/l)は低カリウム血症の原因になりうるが
食事がほとんどとれない場合などに限られる。
透析一回で100mEq/lののカリウムが除去され、
一日の食事で60~100mEq/lのカリウムが補給される。
糞便中のカリウム排泄は20mEq/lなので
腎不全では高カリウム血症が慢性的に持続する。

食事制限、カリウム吸着剤、十分な透析が必要となります。

心疾患があるとき透析後の低カリウムが不整脈を誘発しやすい。
心収縮力を増強させるジギタリス製剤(強心利尿薬ジギトキシン)服用者は
利尿作用でカリウム値をさげるので透析後カリウム濃度が3.5mEq/l以下とならぬよう
カリウム濃度を3mEq/lにした処方透析が行われることもある。

心疾患がありジギタリス製剤を使用している、

体調が悪く食事も取れていないというときに透析後の低カリウム血症を予防するために

輸液内にカリウム製剤をいれ持続注入することがありますが、

希釈せずに直接カリウム製剤を体内にワンショットして患者が死亡するという事故がおきており

注意が必要です。カリウムは心臓を停止させる作用があります。

カリウム製剤はワンショットで使いません。カリウム製剤は点滴専用です。

維持透析患者の高カリウム血症の漢方製剤六君子湯によるコントロール

日本透析医学会雑誌
Vol. 28 (1995) No. 11 P 1443-1446

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt1994/28/11/28_11_1443/_article/-char/ja/
高カリウム血症の持続する維持透析患者11例に, ツムラ六君子湯7.5g/dayを三分割投与したところ, 血清カリウム値の顕著な低下を認めた.
薬剤投与直前の血清カリウム値は6.7±0.6mEq/lで, 1週間後には6.0±0.8mEq/lと有意に低下した. さらに2週間後, 4週間後には5.5±0.5, 5.6±0.6mEq/lと比較的短期間で, 顕著に低下し投与開始直前に比し, いずれも5%以下の有意水準で有意の低下と判定された. また六君子湯によると思われる重篤な副作用は, 特に認めなかった.
種々の管理にもかかわらず, 高カリウム血症の出現持続する透析患者には, 内服も容易な漢方製剤六君子湯の投与は, 従来の方法に比べ簡便であり, 今後一つの補助的方法として効果があると考えた.

 

高カリウム血症の基礎知識

高カリウム血症の基礎知識

高カリウム血症とは?

  • 血中のミネラルの一つであるカリウムの濃度が高くなった状態
    • 突然の心停止などにつながり得る危険な状態である
  • カリウムの主な役割
    • 細胞内の浸透圧の調整
    • 筋肉の収縮
    • 神経の働きを保つ
  • 食事から多くのカリウムを摂取しても、通常は腎臓の働きによって尿にカリウムが排泄される
    • 腎臓の働きが低下するとカリウムが溜まり、高カリウム血症になりやすくなる
    • 腎臓が正常なら、食事の偏りが原因で高カリウム血症になることはない
  • 薬の副作用も原因のひとつ
  • 血中のカリウム濃度が高くなってしまう原因
    • カリウムの排出機能の低下
      腎不全
      ・薬剤
    • 副腎の病気による、アルドステロンの分泌低下
      アジソン病など
    • 偽性低アルドステロン症
    • 尿細管アシドーシス
      糖尿病
      全身性エリテマトーデスSLE
      シェーグレン症候群
      ・移植腎
      ・間質性腎障害
    • 細胞内から血液中へのカリウムの移動
      ・高浸透圧血症
      高血糖
      ・アシドーシス
      ・飢餓(インスリン不足)
      ・溶血、内出血、横紋筋融解症クラッシュ症候群などの細胞破壊
    • カリウムを大量に含む薬剤:カリウム製剤(商品名アスパラ、アスパラカリウム)など
    • 高カロリー輸液、経管栄養
    • 保存赤血球
  • 高カリウム血症の原因になる薬剤
    • NSAIDs:ロキソプロフェン(商品名ロキソニン)、ジクロフェナク(商品名ボルタレン)など
    • ACE阻害薬:テモカプリル(商品名エースコール)、イミダプリル(商品名タナトリル)、エナラプリル(商品名レニベース)など
    • ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬):ロサルタン(商品名ニューロタン)、カンデサルタン(商品名ブロプレス)、テルミサルタン(商品名ミカルディス)、オルメサルタン(商品名オルメテック)、イルベサルタン(商品名アバプロ、イルベタン)、アジルサルタン(商品名アジルバ)など
    • 免疫抑制薬:シクロスポリン(商品名ネオーラル、サンディミュン)、タクロリムス(商品名プログラフ)など
    • 抗菌薬:ST合剤(商品名バクタ)、ペンタミジン(商品名ベナンバックス)など
    • タンパク質分解酵素阻害薬:ナファモスタット(商品名フサン)
    • 抗アルドステロン薬:スピロノラクトン(商品名アルダクトン)、エプレレノン(商品名セララ)など
    • カリウム保持性利尿薬:トリアムテレン(商品名トリテレン)、アミロライドなど
    • ヘパリン
    • ペニシリンG
    • β遮断薬、ジギタリス、アミノ酸製剤、サクシニルコリン
  • 慢性腎臓病や糖尿病腎症の治療に使われる降圧薬のレニン・アンジオテンシン系阻害薬(ACE阻害薬、ARB)は高カリウム血症の原因になりうる
  • 採血の失敗(溶血)で検査上高カリウム血症のように見える場合がある

 

症状

  • 主な症状
    • 筋力の低下(脱力感)
    • 不整脈
    • 吐き気、嘔吐
    • しびれ、感覚障害 など

 

検査・診断

  • 血液検査
    • 腎機能や血液中のカリウム濃度を調べる
  • 心電図
    • カリウムによる心臓への影響を確認する
  • 心電図にはカリウム濃度に応じて特徴ある波形が現れる
    • K>5.5mEq/lでQT短縮、幅が狭く左右対称なT波増高(テント状T波)
    • K>6.5mEq/lで接合部調律、ST上昇、P波消失
    • K>7.0mEq/lでQRS幅拡大、PR間隔延長(徐脈)、正弦波(サインカーブ)、洞停止、心室細動
    • II、III、V2誘導でよく特徴が現れる
  • 高カリウム血症による不整脈の種類
    • 心室細動
    • 洞停止
    • 右脚ブロック
    • 左脚ブロック
    • 2枝ブロック
    • 心室細動は心停止に至り、突然死の原因となりやすい

 

治療

  • 治療の目的
    • 血液中のカリウム濃度を低下させる
    • 不整脈の出現を予防する
  • 薬物療法
    • 補液、輸液
    • 陽イオン交換樹脂製剤:カリウムの体内への吸収を抑える
      ・ポリスチレンスルホン酸カルシウム(商品名カリメート)、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(商品名ケイキサレート)など
    • 利尿薬:カリウムの尿中への排泄を促進する
    • 重炭酸ナトリウム(重曹):血液中のカリウムを血液の外へ移動させて、一時的にカリウムの濃度を低下させる
    • ブドウ糖インスリンの併用(グルコース・インスリン療法):血液中のカリウムを細胞内へ移動させて、一時的にカリウムの濃度を低下させる
    • β2アゴニスト:カリウムの細胞内への移動を促す
    • カルシウム製剤:カリウムの心臓に対する影響を出にくくする
    • 鉱質コルチコイド製剤(商品名:フロリネフ):カリウムの尿中への排泄を促進する
  • 血液透析(緊急性の高い場合)
    • 薬物療法のみで早期改善が見込めない場合や、心臓への影響のため直ちに薬物療法以外の治療が必要な場合には、血液透析を行う
    • 血管に太めの管(カテーテル)を入れて、血液中のカリウムを直接洗い流す
  • 食事療法
    • 急な対応が不要な場合には、カリウムを多く含む食品を制限する
      ・海藻類(昆布、ひじき、わかめ、海苔)、キノコ(マイタケ、シイタケ、きくらげ)、豆類(大豆、インゲンマメ、小豆)、バナナ、牛乳、杏子、鮭など
    • カリウム摂取量は1日あたり1500mg以下を目安とする
    • 慢性腎臓病による場合ではタンパク質制限、塩分制限が同時に必要になる
    • 糖尿病腎症による場合はさらに複雑になる

 

高カリウム血症に関連する治療薬

陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)

  • 腸管内で薬剤のもつ陽イオンをカリウムイオンと交換しカリウムイオンを排泄させて血液中のカリウム値を下げる薬
    • 慢性腎不全では腎機能低下により血液中のカリウム値が高くなりやすくなる
    • 血液中のカリウム値が高いままだと高カリウム血症がおこりやすくなる
    • 本剤は腸管内でカリウムイオンを本剤のもつ陽イオンと交換し、体外へ排泄させる樹脂製剤
陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)についてもっと詳しく≫

 

カルシウム製剤

  • 体内にカルシウムを補充し、骨粗しょう症、高リン血症、消化器症状などを改善する薬
    • カルシウムは体内で骨を強くする作用、リンを体外へ排泄する作用、胃酸に対する制酸作用などをあらわす
    • 本剤はカルシウムを含有する製剤で、製剤毎の特徴などによって色々な疾患・症状に使用する
  • 本剤は主に有機酸系カルシウム製剤と無機系カルシウム製剤に分かれる
カルシウム製剤についてもっと詳しく≫

 

インスリン製剤

  • インスリンを体内に投与することで、血糖値を下げ糖尿病による合併症を防ぐ薬
    • 糖尿病は血糖値が高い状態で、この状態が続くと様々な合併症を引き起こす
    • インスリンは血糖を下げるホルモン
  • インスリン製剤はインスリンアナログ製剤とヒトインスリン製剤に分かれる
  • インスリン製剤は作用発現時間や作用持続時間などにより以下の種類に分かれる
    • 超速効型:作用発現時間が10〜20分、作用持続時間は3〜5時間で「食直前に投与」
    • 速効型:作用発現時間は30分〜1時間、作用持続時間は5〜8時間で「食前30分に投与」
    • 持効型:作用持続時間は約24時間又はそれ以上で、継続使用時に明らかなピークが見られないため、中間型に比べてよりスムーズに基礎分泌を補いやすいメリットが考えられる
    • 中間型:作用発現時間は30分〜3時間、作用持続時間は18〜24時間(同じ中間型でも製剤によっては作用持続時間に開きがある場合もある)
    • 混合型:超速効型又は速効型に、一定量の添加物を加えたり中間型を組み合わせた製剤(超速効型又は速効型の配合割合が複数存在する)
インスリン製剤についてもっと詳しく≫

 

高カリウム血症の経過と病院探しのポイント

この病気かなと感じている方

高カリウム血症では、胸の動悸や吐き気といった症状が出現します。通常高カリウム血症になる原因として腎不全横紋筋融解症など何らかの別の病気がありますので、高カリウム血症だけが突然起きるという心配はありません。

高カリウム血症の診断そのものは、血液検査が行える医療機関であればどこでも可能です。しかし、実際に高カリウム血症と診断されたときの治療まで考えると、総合病院の救急科、もしくは内科の受診が望ましいでしょう。また、高カリウム血症によって不整脈が出ることがあるため、心電図の検査も合わせて行われます。

高カリウム血症は、血液検査の結果で診断します。カリウムの血中濃度は通常3.5-5.0mEq/l程度ですが、この範囲を越えて更に6-7mEq/l以上になると症状が出始めます。自己診断は難しい病気ですので、何らかの理由で高カリウム血症が心配な方は、まず病院を受診して血液検査を受けることをお勧めします。

 

この病気でお困りの方

高カリウム血症の治療には、様々な点滴や吸入薬があります。高カリウム血症が悪化すると突然死の原因になり得ますので、重症の場合には緊急の治療が必要です。

このような治療を行うのは、救急科、または内科全般が専門の診療科です。どちらかと言えば重症の場合は救急科、そうでない場合は内科が担当することになります。突然の高カリウム血症ではなく、週単位や月単位で軽度の高カリウム血症が持続しているような場合には、内科で対応することになるでしょう。高カリウム血症が起きている原因が何かしらあるはずですから、高カリウム血症の治療というよりも、その原因の治療が重要となります。

高カリウム血症の原因として多いのは腎臓の異常で、その場合は腎臓専門医が診療を行います。重症であれば、血液透析といって献血のように体外に一度血液を取り出して、そこから余分なカリウムだけをフィルターで除去し、残りの血液を体内に戻すといった処置を行います。このような特別な治療が必要になる可能性を考えると、数日間で生じたような急激な高カリウム血症の場合にはクリニックではなく地域の中核病院での治療が必要です。