水素水とアレルギー抑制作用

水素水の効果・効能

水素水にアレルギーを抑制する作用があるというのは本当でしょうか。ここでは、アレルギーが起きるメカニズムと、アレルギーと活性酸素との関係、また水素水のアレルギーへの影響・効果についてドクター監修のもと解説します

水素水にはアレルギー抑制効果があると考えられていますが、本当でしょうか。ここでは、アレルギーが起きる原因と、それに水素水がどう効果があると期待されるのかをご紹介します。

アレルギーが起きる原因

アレルギーは、体内の免疫システムが外部の刺激に過剰に反応して起こります。アレルギーを起こす物質となるアレルゲンに体内の免疫をつかさどる細胞が過剰に反応し、排除しようとしてさまざまな症状を引き起こすのです。

アレルギーの代表的なものに、花粉症を含むアレルギー性鼻炎、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどがあります。

アレルゲンが体内に入ると、免疫がアレルギーに対応する抗体であるIgEを作りだします。そして、IgEが免疫をつかさどる肥満細胞にくっつき、次のアレルゲンの侵入に備えます。再びアレルゲンが体内に入ってくると、血液中のIgEと結合し、抗原抗体反応(=免疫反応)が起こります。

すると、肥満細胞がアレルゲンに応じてヒスタミンなどの炎症性物質を放出し、それらがアレルゲンを身体にとって有害な物質と判断し、体外へ排出しようとします。このヒスタミンの働きによって、目のかゆみや鼻水、息切れ、肌の乾燥といったアレルギー症状が起こるのです。

アレルギー症状が起こった場所には多くの活性酸素が発生します。そしてこの活性酸素は免疫反応を促す働きがあるため、さらにアレルギー症状を悪化させてしまうのです。

期待される水素のアレルギーへの効果

活性酸素には、免疫反応を促進させる働きがあると先程も述べましたが、水素にはこの活性酸素を除去し、過剰な促進を防ぎ、細胞の酸化を食い止める抗炎症作用、抗酸化作用があると考えられています。

水素の摂取の方法については、水素水を飲むのはもちろん、水素風呂に入浴するなど皮膚からの摂取でも効果があると考えられています。

実際に、水素水には、花粉症などの即座にアレルギー反応の出る即時型アレルギーに効果があるというマウスでの研究結果もありますので[1]、今後、ヒトへの応用も期待できます。

当該「水素水」カテゴリ内コンテンツについてのおことわり

  • 1.一部、「水素」が持つ効能・効果についても言及しております。文章中に明記しておりますが、混同しないようご注意ください。
  • 2.当コンテンツ内で言及している「水素水」とは、分子状水素医学シンポジウムが定めた最低基準(水素含有量0.08ppm以上)にあてはまるものです。市場流通後における水素の含有量は販売元により異なると考えられますので、十分ご注意ください。