電解質の基準値は?異常ならどんな病気?

医師が教える人間ドックの評判とホントのところ

http://medical-checkup.biz/archives/2025 より

 

電解質とは、水に溶ける物質の中で塩化ナトリウムのように電荷をもったイオンとして解離するものを言います。

生体において、血液中の電解質は常に一定のバランスを保ち、我々人間が生きていく上での生理的な動きに不可欠な役割を担っています。

今回は、この電解質の基準値などについてまとめました。

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電解質ってなんで検査するの?

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体の約60%は水分で、体液として体の中にあります。

それには、細胞の成分となる細胞内液、及び組織間の液となる細胞外液があります。
体液の中では、電解質と非電解質が溶け合って存在していますが、これが変調を来たすと体は不調となり、脱水症状、浮腫、アシドーシス(酸性症)、アルカローシス(塩基性症)などになります。

電解質には、陽イオンと陰イオンがあり、陽イオンには、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどがあり、陰イオンには、クロール、炭酸、リン塩酸、硫酸塩などがあります。

この2つの陽と陰のイオンは一定のバランスを保ちながら体の中に存在していますが、色々な病気になると、バランスが崩れることもあります。
そのようなことから、これらの体液の総量、陽・陰イオンの数値を知ることで、体の健康状態を知る事が可能となります。

 

電解質の正常値と異常値は?

Medic

 

正常値の体液総量は体重のおよそ60%。
その内訳は、細胞内液40%外液20%です。

陽イオン中ナトリウムの正常値135~145mEq/l
陽イオン中カルシウムの正常値4.2~5.1mEq/l
陰イオン中クロールの正常値100~160mEq/l

 

異常値
検査の結果、上記の正常値の上限数値以上、または下限数値以下、共に異常と判断されます。
例えば、ナトリウムでは150以上、135以下、クロールでは、110以上、100以下はいずれも異常値となります。

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異常のときに考えらえる病気は?

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・アシドーシス(酸性症)の場合
重症の心臓病、糖尿病、嘔吐、肺疾患、女性では妊娠中毒症が疑われます。

・アルカローシス(塩基性症)の場合
胃液の大量嘔吐、重症の胃疾患などが疑われます。

・カルシウム増・減の場合
増えると、悪性腫瘍、原発性副甲状腺機能亢進症、多発性の骨髄腫など。
減ると、腎不全、副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏症などが疑われます。

・カリウム増・減の場合
増えると、脱水症、腎不全。
減ると、腎不全、呼吸不全症候群、副腎皮質機能亢進症などが推測されます。

・マグネシウムが増・減した場合
増えると、尿毒症、腎不全、甲状腺機能低下、クッシング症候群など。
減ると、腎不全(多尿期)、腎盂腎炎、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症などが推測されます。

電解質の検査で注意すべき点は?

Nurse

・血清マグネシウム、クロールの濃度は食事の影響を受けるため、早朝の空腹時に採血を行う事が大切です。

最後に

電解質の検査において異常がみられる場合は、悪性の病気の可能性も高いですので入院して治療が行なわれるのが一般的です。

通常、電解質イオンの濃度のバランスは簡単に崩れるものではありませんが、一度崩れてしまうと、命に関る危険性もありますので、速やかに治療に専念されることが大切となります。

癌と腎臓の関係

http://102338-001.akibare.ne.jp/14631255756676

癌(がん)専門情報サイト

腎機能が低下してくると、身体にあらゆる負担がかかり、その負担がの発生に大きく関係してきます。 … ② 体液の恒常性維持 水分、ナトリウム、リン、カリウム、重炭酸イオンといった電解質が体内には一定の割合で含まれているが、この一定の割合を維持し …

普門堂鍼灸院

 

 

癌を知る上では、腎臓の働きを考えておく必要があります。年を取ると癌になる確率は若い人の3倍~8倍になり、年を取るほどこの倍率は高くなります。

なぜこのように年齢と癌の関係がはっきりしているのか? ここに腎臓の機能低下という問題が絡んで来ているのです。

 

成人では50歳を過ぎるころには平均して、腎機能が70%台に落ちています。60歳代で60%、70歳代では50%以下となります。これは平均ですから、もっと悪くなっている人は当然います。

 

腎機能が30%より下がると、人工透析はどうですかと、お医者さんに進められます。蛋白尿、高血圧、むくみ、血尿、貧血、疲れやすさ、倦怠感、などが出て、おかしいなと思ってお医者さんに診てもらうと、すでに腎機能の低下が進み、人工透析寸前まで来ていることがあります。

 

腎機能が低下してくると、身体にあらゆる負担がかかり、その負担が癌の発生に大きく関係してきます。腎機能が40%代になっても、身体には何の違和感も無いのです。それほど腎臓は悪くなっても、もくもくと仕事をこなしている臓器です。

 

しかし、腎機能が低下してくると、腎臓の働きが悪くなり、老廃物の排泄が充分に出来なくなり、毒素が血液の中に混じって巡回します。血圧が上昇して身体全体に負担がかかります。血液が酸性に傾き癌が発生しやすくなります。

 

腎機能の低下と、がんの発生は切っても切れない関係にあります。腎機能は年齢と共に自然に下がってきますが、早くするのも遅くするのも、本人の生活習慣によって、大きく変化してきます。次に腎臓の働きについて記します。

 

腎臓の働き

 

①  老廃物の排泄 尿素、クレアチン、尿酸、薬物、その他の毒素も、みんな尿の中に溶けだして排出させる働きがあります。

②  体液の恒常性維持 水分、ナトリウム、リン、カリウム、重炭酸イオンといった電解質が体内には一定の割合で含まれているが、この一定の割合を維持して、身体を守っている。血液の酸性、アルカリ性の調節もしている。

③  ホルモンの生産 血圧の調整、赤血球の成熟、骨粗そう症を予防するビタミンD等の代謝に関与する、様々なホルモンを生産しています。

 

腎機能が低下してくると、上記の働きが悪くなり、様々な症状が現れてきます。血圧が上がる、貧血になる、タンパク尿が出る、年を取ると腰が重くなり、すぐ座りたくなる、耳が遠くなる、疲れやすい、等の症状も腎機能低下が原因していることが多いのです。

 

腎機能低下の原因

 

糖尿病性腎症で腎機能が低下する確率が一番高くなります。食べ過ぎ、飲みすぎ、間食、脂っこい食事、肉の過食、タバコ、等により高血糖状態が何年も続くと、徐々に腎臓の中にある糸球体の濾過機能が低下してきます。老廃物が除去されずに血液の中に入り込むと、むくみ、高血圧、蛋白尿、疲労感、が多くなります。

 

普段、何気なく食べている間食、この間食が曲者で、不必要な糖分が入り込み、高血糖状態になりやすくなります。3度の食事は身体に必要な代謝機能を維持するために使われますが、間食は全く余分なもので、ほとんど糖分として蓄積されます。

 

急性腎炎 ウイルスにより、扁桃炎、喉頭炎、等で高熱が出た後、10~15日後に発症することが多い。腎臓の糸球体内に炎症性変性を起こしている状態、尿の出が悪くなります。小児に多く発症するが、若い人にも見られます。予後は良好で80%~90%は治るが、一部は慢性腎炎へと移行します。

 

ウイルスは腎臓での濾過作業においても分別されるため、年を取ってから風邪を引くと、腎臓の糸球体に大きな負担が掛ります。小児や若者と違って炎症性の病変はないが、成人では、腎機能低下となって現れます。

 

その他、腎盂炎、慢性腎不全、ネフローゼ症候群、急性腎不全、等があります。

 

日常生活の注意点

 

①  腎機能を長持ちさせる為には、保温、食事療法が主体となります。塩分の制限、肉、脂っこい食事、間食、過食、糖分の取り過ぎ、たばこ、酒の飲み過ぎ、に注意が必要です。

②  疲労を翌日まで残さない、激しいスポーツは禁止、しかし、軽いスポーツで体液の循環を良くする事は大切になります。

③  仕事は毎日8時間以内とする。長時間の立ち仕事、高温や寒い所での作業に注意、長すぎる通勤時間は避けましょう。

④  風邪の予防、腹8分や、半断食で風邪を引きにくい身体に作り替えましょう。風邪薬や薬類は、腎機能を低下させる危険性あり、安静にして自然回復を待つのが安全です。

 

腎臓の鍼灸治療

 

腎機能低下にとって鍼灸治療は特別な効果があります。もちろん、食生活や生活環境の改善が基本となります。その上で、鍼灸治療をすると腎機能の改善が驚くほど速くなるのです。

 

それは、腎臓に合わせたツボに、ピンポイントで施術することが出来る為、腎臓を巡っている神経、血液、免疫機能、等が一時的に活発な働きをします。この治療を繰り返すことにより腎機能は改善されます。

 

腰1-1Lというツボは、ちょうど腰の上部に位置し、腎臓の高さと同じ高さにあります。ここの腰椎から出ている神経は、腎臓を巡り、腎機能に大きく関与しています。知熱灸をして、神経が活発になると、腎機能は向上して、一時的ではありますが、腎症状は大幅に改善されるのです。

 

その他、腰の3-1K,腹の5-1K、等も併用します。これらの治療をすると、今まで夜中に4回もおしっこに起きていたのが、1回~2回に減ったりします。又、腰が疲れないで、長時間歩くのも楽になります。

 

鍼灸治療の良い所は、自然の刺激です。腎臓には老廃物を取り除く役割があります。化学薬品は毒物ですから、薬は腎臓に負担が掛るのです。お灸の温熱と、鍼の刺激は、完全な自然医療と言えましょう。

 

腎機能の低下防止には、薬に頼らず、鍼灸治療のような自然の刺激が最も適していると思われます。

電解質検査】電解質の役割、ナトリウム・カリウムが異常値となる原因とは?

 

https://www.ishamachi.com/?p=35283 より

  • 監修

    高山 哲朗

    予測医学研究所 わたクリニック

    • 医師
    • 内科
    • 消化器内科
    • 緩和ケア科

電解質にはさまざまな種類があり、それぞれ体のなかで大きな役割を果たしています。電解質のバランスが悪くなるといろいろな症状が出てくると同時に、電解質のバランスが崩れたことは体のどこかで異常が起きていることのサインにもなります。

ここでは、電解質の役割、ナトリウムまたはカリウムが異常値の場合に考えられる疾患について解説いたします。

電解質とは?なくてはならない電解質の役割

人間の体の約60%は水分です。水分すなわち体液にはさまざまな物質が溶け込んでおり、その物質は電気を帯びる電解質(イオン)と、電気を帯びない非電解質に大別されます。そしてさらに、電解質は水に溶けると陽イオン陰イオンに分かれます。

電解質は、その種類にもよりますが、主に下記のような重要な役割を果たしています。

  • 神経筋肉機能の調整
  • 酸と塩基のバランスの維持(体のpHを一定に保つ)
  • 水分バランスの維持

電解質は体内で合成できないので、食事から摂取しなければなりません。電解質の不足では欠乏症や不調の原因となりますが、摂り過ぎも中毒をおこす場合があります。また、食生活の乱れや脱水などで電解質バランスがくずれる以外に、電解質バランスがくずれるような病気がかくれているケースもあります。

様々な種類の電解質がありますが、代表的なものを下記の表に示します。なお、これらの電解質は血液検査によって調べることができます。

主な電解質 役割
ナトリウム 神経・筋肉の機能、電解質・体液のバランスの維持
カリウム 神経・筋肉の機能、電解質のバランス維持
カルシウム 骨や歯の形成、血液の凝固、筋肉の機能、酵素の正常な機能、正常な心調律の維持
マグネシウム 骨や歯の形成、神経・筋肉の機能、酵素の活性化
リン 骨や歯の形成、エネルギーの生成、核酸の形成

出典:メルクマニュアル医学百科家庭版を参考にいしゃまち編集部作成

ナトリウム値が異常な場合に考えられる病気とは?

ナトリウムの主な役割は体の水分保持です。ナトリウムは食塩(塩化ナトリウム)に含まれます。

水分とナトリウムの調節は、腎臓で行われています。腎臓の機能が低下すると尿量が減り、体内の水分が外へ出ていかなくなるため顔や手足がむくみ、体内のナトリウムが水分でうすまって血液中のナトリウムは低値になります。

持続するむくみや尿量が少ないなどの症状から、腎機能低下が疑われる場合にはナトリウム値を調べ、基準より低値になっていないかを確認します。また、肝硬変心不全といった病気でも尿量が減るため、ナトリウムは低値になります。

一方、ナトリウムが高値になる原因のほとんどは水分の欠乏で、激しい発汗下痢・嘔吐熱中症などで脱水となった場合におこります。

下記の表にナトリウムの基準値、異常値で考えられる病気をあげています。基準値は、検査を行う組合・団体・病院によって異なる場合があります。

基準値 基準値をはずれた場合に疑われる病気
ナトリウム 136~148mEq/l 【高値】

【低値】

出典:神戸市立医療センター中央市民病院を参考にいしゃまち編集部作成

日本人の食事摂取基準(2015 年版)(厚生労働省より)では、ナトリウムの摂取目標値を成人男性で1日8g未満、成人女性では8g未満としています。通常、塩分を多く摂り過ぎるとのどがかわき、水分をとるよう体が自然と調節しており、塩分の摂り過ぎでナトリウム値が上がることはありません。しかし、食塩はあらゆる加工食品にも含まれ、気付かずに多く摂りがちですから、注意したいものです。

カリウム値が異常な場合に考えられる病気とは?

医師

カリウムは神経の興奮や心筋の働きを助ける電解質です。ナトリウムを体の外に出しやすくする作用もあり、塩分の摂り過ぎを調節する役目も担っています。

体内のカリウムの90は尿に排泄されて体外に出ます。そのため、腎臓の機能の低下で尿量が少なくなると、血液中のカリウムは高値になります。輸血及びカリウムを多く含む輸液を点滴したときも高値になります。

一方で、嘔吐や下痢で水分が体の外に出てしまうと一緒にカリウムも排出され低値になります。また、利尿剤の服用で尿量が増加したときや、腎臓からカリウムが異常に失われる疾患(クッシング症候群など)で低値になります。

カリウムが高値になると不整脈などの症状が出現するリスクがあります。反対に、低値では全身のけいれんや筋力低下、意識障害などが出現するため、血液検査で異常を認めた場合には原因の追究やカリウム値を基準値に戻すための治療が必要です。

下記、カリウムの基準値、異常値で考えられる病気をあげています。

基準値 基準値をはずれた場合に疑われる病気
カリウム 3.5~5.3mEq/l 【高値】

  • 腎不全
  • アジソン病
  • 低アルドステロン症
  • 薬物の影響
  • 溶血

【低値】

出典:神戸市立医療センター中央市民病院を参考にいしゃまち編集部作成

カリウムは生野菜、果物、豆類に含まれています。日本人の食事摂取基準(2015 年版)(厚生労働省より)では、カリウムの摂取目標値を成人男性で1日3000mg以上、成人女性では2600mg以上となっています。健康な方の場合は普通の食生活では過剰になることはほとんどありませんが、腎臓の機能が低下している方では、カリウムが排泄されず高値になりやすいため摂り過ぎに注意する必要があります。

まとめ

電解質は私たちの体で重要な働きをしています。バランスのよい食生活により、過不足なくしっかり摂りたいですね。脱水でバランスがくずれる以外にも、腎臓機能の低下など病気がかくれている可能性があり、血液検査で異常を指摘された場合には医療機関でしっかりみてもらうことが大切です。

参照リンク厚生労働省|生活習慣病予防のための健康情報サイト|栄養・食生活|ミネラル
厚生労働省|生活習慣病予防のための健康情報サイト|栄養・食生活|ナトリウム
厚生労働省|生活習慣病予防のための健康情報サイト|栄養・食生活|カリウム
厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要(PDF)
神戸市立医療センター中央市民病院|臨床検査技術部|検査項目・基準範囲の解説|ナトリウム
神戸市立医療センター中央市民病院|臨床検査技術部|検査項目・基準範囲の解説|カリウム
大塚製薬|電解質(イオン)とは
江崎グリコ株式会社|栄養成分百科|ミネラル(電解質)
メルクマニュアル医学百科家庭版|栄養障害|ミネラル|ミネラルの基礎知識
メルクマニュアル医学百科家庭版|電解質平衡|ナトリウム
メルクマニュアル医学百科家庭版|電解質平衡|カリウム