ストレスが原因?不整脈はなぜ起こるのか

不整脈とは?

不整脈の基礎知識

心臓は筋肉(心筋)でできており、心筋にかすかな電気が流れて収縮することで動く仕組みになっています。不整脈は、この電気系統に異常が起こって脈が乱れている状態のことを言います。

そもそも心臓の上あたりには洞結節(どうけっせつ)という電気をつくるところがあり、そこから心臓全体に電気が流れています。不整脈が起きているときは、電気が心臓にうまく伝わらなかったり、異なる場所から電気が流れたりしている状態になっているというわけです。

不整脈の症状は3種類

不整脈は大まかに「頻脈(速い脈)」「徐脈(遅い脈)」「期外収縮(乱れる脈)」に分けられます。不整脈の種類によって危険度や症状が異なるため注意が必要です。

・頻脈(速い脈)

運動や緊張とは関係なしに脈が異常に速くなることを感じたら注意が必要です。脈拍が増えると動悸が起こり、ひどい場合にはめまいや冷や汗、吐き気を生じます。脈が突然1分間に140回以上になった場合は、危険な状態であり、場合によっては意識を失うこともあります。

・徐脈(遅い脈)

脈が途中で途切れてしまったり、異常に遅くなることを徐脈と言います。脈が遅くなると身体にだるさを感じ、動作にだるさを感じたり、激しい息切れが生じることがあります。1分間におよそ40回くらいまで脈拍が減ったときは危険な状態です。

・期外収縮(乱れる脈)

血圧の波は決まった間隔であるのが正常ですが、脈が乱れて一時的に飛んだり、不規則なリズムになったりすることを期外収縮と言います。胸に不快感や痛みを感じ、必要な血液が体中に行き渡らなくなることによりめまいが起こることがあります。

不整脈の種類についてより詳細に知りたい方は、『どんなものがある?不整脈の種類』をご覧ください。

怖くない不整脈

不整脈が見つかったからといって、必ずしも治療が必要なわけではありません。もちろん、命にかかわるような危険な不整脈や、自覚症状が強く出ている不整脈に対しては早めに治療を受ける必要があります。

ただし、症状が軽く、それほど重症ではない場合には特別な治療を行わずに経過観察をしていくことが多いでしょう。不整脈を誘発しない生活習慣に改善していく指導を受けながら、自然に治るのを待つケースもあります。しかし、それぞれの症状などから治療をするかどうかは慎重に検討されなければなりません。

不整脈の原因(1)ストレス

ストレスが原因で不整脈が起こることがあります。他にも、睡眠不足や疲労、食生活の乱れなどによって不整脈が出ることも珍しくありません。

心臓の動きには交感神経が深く関係しています。適度なストレスは全身に血液を送り出すために必要ですが、強いストレスが長く続くと交感神経に異常が生じて心拍のリズムに乱れが生じやすくなるのです。

不整脈の原因(2)年齢、体質によるもの

年齢を重ねると、不整脈が起こりやすくなります。中年以上になると、ほとんどの人が日に1~2個の不整脈が起きていると考えてよいでしょう。

これは、加齢によって心臓に電気信号を送る伝達機能に不具合が生じるためです。年齢だけでなく、もともとの体質によりこのような不整脈が起こっているケースが多く見られます。不整脈の検査をしても原因が特定できない場合には、年齢や体質によるものである可能性があるでしょう。

不整脈の原因(3)病気によるもの

不整脈は心臓に流れる電気系統の異常が原因ですが、それ以外にも心臓内の血管や筋肉に問題があったり他の臓器の病気が関係していたりするケースもあります。

不整脈を引き起こす主な病気は次のとおりです。

心臓弁膜症

心臓の弁が壊れて心室や心房が大きくなると、心臓に送られる電気信号が乱れて不整脈が起こりやすくなります。

心不全

心臓のポンプ機能が低下し、十分な血液を全身に送ることができなくなります。

冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)

血管に流れる血液の量が少なくなり、心臓の筋肉や神経に酸素や栄養素が十分に行き渡りません。

心筋症

心臓の筋肉が弱るため、心機能が低下します。

先天性心疾患

生まれつき心臓や大動脈系に異常がある状態です。

甲状腺異常

甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症など、甲状腺ホルモンの分泌量が正常でない状態です。

肺疾患

慢性閉塞性肺疾患や血栓塞栓性の肺疾患は心臓に負担となるため、不整脈の原因となることがあります。

不整脈の原因(4)その他の原因

他にも不整脈の原因となり得ることがあります。

貧血・脱水

身体の水分や血球が不足するため、循環状態が悪くなり、それを補おうと脈が速くなります。

運動・過度の飲酒・喫煙など

心臓を刺激するのではなく、それぞれに循環動態に変化をもたらすため。運動すると酸欠状態になることから酸素運搬を補うために心拍が上がります。また過度な飲酒は全身の水分バランスが崩れ脱水傾向に。喫煙は血管収縮によって全身循環が悪くなることが原因です。

胃腸障害(下痢や嘔吐)・空腹・眼球の圧迫など

心臓への刺激が減るのではなく、迷走神経反射によるもの。重症の場合、心臓が止まることもあるほどです。

服薬

胃腸や神経などの病気の治療に使われる薬の副作用で不整脈を起こすこともあります。

ただし、不整脈には原因が特定できないケースも多く見られます。

不整脈の検査方法

不整脈が起きているかを確かめるには、心臓の活動をグラフで表すことができる通常の心電図検査が中心となります。一般的に行われる心電図は短い検査で終わりますが、不整脈は時間をあけて発生することが多いため、心拍リズムを長い時間チェックできる検査を行う必要があります。

胸部X線、血液検査、ホルター心電図、運動負荷心電図、心臓超音波検査などのさまざまな検査方法があります。これらの検査によって、不整脈がどれくらい出ているのか、運動によって不整脈がどう変化するのか、狭心症が出ていないかなどをチェックします。

詳しくは、『不整脈の検査方法とは』をご覧ください。

不整脈を治すには

不整脈の種類や状態によって、内服薬を用いたり、ペースメーカーなどの植え込み手術(傷口は約5cm)が必要な場合があります。また、頻脈の場合、カテーテルアブレーションというカテーテルを用いた方法で治療できる場合があります。

徐脈の場合には、人工的に心臓に電気刺激を与えるペースメーカーという装置を体内に植え込むことで、日常生活が営めるようにしていきます。

また、命にかかわるような不整脈を自動で感知して止めることのできる埋め込み式の装置もあります。不整脈は自覚症状の有無や状態、出現する要因などによってまったく治療が異なり、場合によっては治療の必要がないこともあるので、主治医と相談しながら一人ひとりに合った治療を選択することが大切です。

不整脈を予防するには

不整脈の原因となるストレスや疲労を溜めこまない生活習慣を心がけましょう。喫煙に注意したり、体を動かしたりすることも大切です。

また、食生活ではビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムを積極的にとるようにしましょう。

ほかにも自律神経を乱れさせるといわれる砂糖やカフェインが含まれている食べ物を控え、お酒の飲み過ぎにも注意しましょう。

詳しくは、『不整脈を予防する食事・食べ物』をご覧ください

病 脳卒中・脳梗塞~早すぎた進化の代償~NHK

https://youtu.be/tU0-0DW-dDY

    1. マイナスのブレーキを外す

      • 視聴回数 742,635 回
      マイナスに陥るブレーキを外し、 プラス思考に加速するための方法
    2. 17:40

      脳卒中・リハビリ革命 1

      • 5 年前
      • 視聴回数 109,554 回
    3. 49:06

      病 脳卒中・脳梗塞~早すぎた進化の代償~

      • 1 年前
      • 視聴回数 13,329 回
      病の起源 脳卒中~早すぎた進化の代償~ 語り(語り手) : 伊東敏恵 、伊藤雄彦 生物の中でも類を見ないほど進化した人類の脳。高度な …
    4. 2:26

      NHK脳卒中リハビリに有効な促通反復療法(川平法)

      • 4 年前
      • 視聴回数 22,891 回
      脳卒中後の麻痺の改善を促すリハビリ技術.リハビリは魔法ではないけれど,まだまだ新しい可能性を秘めている.
    5. 11:12

      脳卒中・リハビリ革命 2

      • 5 年前
      • 視聴回数 36,502 回
    6. 9:59

      【NHK放映】「音楽トランポリン療法」 障害者 脳卒中 リハビリ

      • 7 か月前
      • 視聴回数 131 回
      【ケアトランポリン】いいね!ありがとうございます。▽資料請求はこちら ⇒https://goo.gl/1RrpoC https://www.facebook.com/ktp.japan/ …
    7. 6:04

      いわて元気○(マル) 【脳卒中予防・山川静夫さんに聞く】(2015/8/13放送 ニュースプラス1いわて)

      • 1 年前
      • 視聴回数 457 回
      NHKアナウンサーの山川静夫さん(82)は、定年退職した後、脳梗塞になり、失語症の後遺症が残ったが、リハビリで回復。現在は自らの …
    8. 18:26

      「奇跡の脳」脳卒中体験を語る / ジル・ボルティ・テーラー

      • 4 年前
      • 視聴回数 78,288 回
      Jill Bolte Taylor’s stroke of insight ジル・ボルティー・テーラーは脳学者であり、自ら脳卒中の体験を「奇跡の脳」という本にしたためた女性 …
    9. 2:03

      家庭でできる脳卒中片マヒのリハビリ やさしい図解「川平法」

      • 4 年前
      • 視聴回数 51,226 回
      家庭でできる脳卒中片マヒのリハビリ やさしい図解「川平法」 本の詳細はこちら …
    10. 8:26

      嚥下障害_脳卒中患者に”食べる喜びを” ある脳外科医の挑戦(報道センターNBC) Dysphagia_Joy of eating for stroke victims. 高畠英昭

      • 3 年前
      • 視聴回数 5,057 回
      嚥下障害_急性期脳卒中患者に対する発症直後からの経口摂取訓練 高畠英昭 Dysphagia_Interventions to promote oral feeding in …
    11. 7:57

      自宅でできる!脳梗塞・脳出血後遺症の片麻痺リハビリ 楽に振り出すための”振り出す前”のコツ

      • 1 年前
      • 視聴回数 3,298 回
      ホームページでは、動きのコツの詳細や受けた方の生の声を動画で詳しく解説⇒http://www.ugoki-no-kotsu.com/ 脳卒中専門リハビリ …
    12. 12:24

      リハビリの現状と課題

      • 4 年前
      • 視聴回数 61,871 回
      脳卒中の救命率は上がってきましたが,片麻痺などの障害が残る患者様は増えてきており,リハビリの重要性が増しています.回復期 …
    13. 10:51

      脳出血 脳梗塞 脳卒中の 麻痺の手リハビリは つかむ では上手くゆかない

      • 4 年前
      • 視聴回数 20,549 回
      脳卒中 脳出血 脳梗塞による手の麻痺 固まってしまい つかむ ことが出来なくなってしまう方が多い。それは仕方の無いことなのだろうか…
    14. 9:17

      脳梗塞 基礎知識と最新治療法

      • 2 週間前
      • 視聴回数 32 回
      脳梗塞に関して学びましょう。 2017.2.13放送のNHK 視点・論点から「脳梗塞 基礎知識と最新治療法」 講師:吉村伸一 先生です。
    15. 2:32

      改善事例7脳卒中後遺症(陳青凱・58歳・男性)

      • 4 年前
      • 視聴回数 834 回
      認知症・うつ・脳卒中の改善・・・3ヵ月で笑った!立った!話した!歩いた!」心身機能活性運動療法ー7人の医師・20の施設が証言。日本・海外の …
    16. 12:19

      自宅でできる脳梗塞・脳出血後遺症の片麻痺リハビリ!座ってできる歩行のコツ

      • 1 年前
      • 視聴回数 916 回
      ホームページでは、動きのコツの詳細や受けた方の生の声を動画で詳しく解説⇒http://www.ugoki-no-kotsu.com/ 脳卒中専門リハビリ …
    17. 13:06

      自宅でできる!脳梗塞・脳出血後遺症の片麻痺リハビリ!横断歩道で歩きが遅くなる原因と速く歩くためのコツ

      • 1 年前
      • 視聴回数 1,917 回
      ホームページでは、動きのコツの詳細や受けた方の生の声を動画で詳しく解説⇒http://www.ugoki-no-kotsu.com/ 脳卒中専門リハビリ …

 

よくわかる脳卒中~心臓にかくれた脳梗塞のリスク~

https://youtu.be/43hSHZgLYmk

    1. 病 脳卒中・脳梗塞~早すぎた進化の代償~

      • 1 年前
      • 視聴回数 13,329 回
      病の起源 脳卒中~早すぎた進化の代償~ 語り(語り手) : 伊東敏恵 、伊藤雄彦 生物の中でも類を見ないほど進化した人類の脳。高度な …
    2. 3:15

      愛する人を救うため~脳卒中になったとき~

      • 7 年前
      • 視聴回数 63,986 回
      NPO法人救急医療の質向上協議会(CATS)および日本医療教授システム学会(JSISH)の代表から、脳卒中になったとき、なった人を見た.
    3. 3:03

      よくわかる脳卒中~心臓にかくれた脳梗塞のリスク~

      • 3 年前
      • 視聴回数 4,151 回
      10/26(土)午前11:30】よくわかる脳卒中 脳卒中を”学ぶ!”」 日本ではがん、心臓病、肺炎に次ぐ、死亡原因の第4位が脳卒中。どんな病気 …
    4. 6:37

      美容院で脳卒中?“意外”な危険 2016年12月23日 18:35

      • 2 か月前
      • 視聴回数 769 回
      美容院で髪を洗っている時に脳卒中を発症することがある。海外ではこの症状を訴えた男性に、美容院が約1300万円もの慰謝料を支払っ …
    5. 25:25

      「脳卒中教室」

      • 3 年前
      • 視聴回数 2,278 回
      2013年11月23日に国立循環器病研究センター内で開催した「第1回 国循 科学・医療フェスタ(国循フェスタ)」の「脳卒中教室」の様子です。
    6. 1:02

      脳卒中とはどんな病気か?脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の総称です。

      • 6 年前
      • 視聴回数 23,468 回
      湘南鎌倉総合病院 脳卒中センター長 脳卒中診療科部長 森貴久 神奈川県鎌倉市 0467-46-1717 脳卒中とは、脳梗塞、脳出血、くも膜下 …
    7. 2:26

      アニメでわかる脳卒中!②:TIA(一過性脳虚血発作)

      • 3 年前
      • 視聴回数 11,368 回
      TIA(一過性脳虚血発作) 篇> 滋賀脳卒中データセンターでは、滋賀県地域医療再生計画(三次医療圏)脳卒中診療連携体制整備事業の …
    8. 14:13

      ジル・ボルト・テイラー「脳卒中体験を語る」1/2

      • 6 年前
      • 視聴回数 56,287 回
      ジル・ボルト・テイラーは、脳科学者として願ってもない研究の機会を持ちました。自分が脳卒中を起こしたのです。広範囲に及ぶ脳卒中の …
    9. 9:22

      脳卒中に対するカテーテル治療.wmv

      • 3 年前
      • 視聴回数 1,255 回
      市民公開シンポジウム用に作成したスライドをムービーにしたものです。脳卒中は救急疾患であること、救急車で搬送されたら、救急部(ER) …
    10. 4:33

      ジル・ボルト・テイラー「脳卒中体験を語る」2/2

      • 6 年前
      • 視聴回数 25,328 回
      ジル・ボルト・テイラーは、脳科学者として願ってもない研究の機会を持ちました。自分が脳卒中を起こしたのです。広範囲に及ぶ脳卒中の …
    11. 2:34

      【涙腺崩壊】脳卒中で倒れた嫁に、4年ぶりに愛してると言った結果→奇跡のような結果が・・・【感動した話】

      • 9 か月前
      • 視聴回数 1,301 回
      テレビを見ている嫁さんに愛してると伝えたエピソード。 実はテレビを見てるのも理由があり、自宅ではなく病室。 奥さんは脳卒中で倒れて …
    12. 11:12

      脳卒中・リハビリ革命 2

      • 5 年前
      • 視聴回数 36,502 回
    13. 59:51

      畑山徹MD:脳卒中,予防の秘訣教えます(水戸編)

      • 2 年前
      • 視聴回数 1,193 回
      平成26年6月14日茨城県総合福祉会館で開催した第2回ブレインハート市民公開講座での講演です. 脳卒中を予防する「3つの秘訣」 …
    14. 0:32

      オーストラリア禁煙CM(日本語字幕付) 脳卒中編

      • 4 年前
      • 視聴回数 18,451 回
      遊んでいる子どもたちの部屋から出た母親(38歳)がタバコを吸うが、脳では出血が・・・脳の標本に病理医がナイフを入れると断面の病巣 …
    15. 6:27

      長崎大学病院脳卒中センター

      • 5 年前
      • 視聴回数 2,288 回
      平成23年10月1日、長崎大学病院に脳卒中センターが開設されました。長崎の脳卒中医療を支えていきます。脳卒中が疑われたら、症状が …
    16. 18:21

      【脳梗塞・脳卒中】発症の前に早期発見しよう!脳梗塞・脳卒中の前兆・症状まとめ!発症の前に早期発見しよう!

      • 2 か月前
      • 視聴回数 5,246 回
      【脳梗塞・脳卒中】発症の前に早期発見しよう!脳梗塞・脳卒中の前兆・症状まとめ!発症の前に早期発見しよう! ☆チャンネル登録お願いし …
    17. 10:14

      367A: 脳卒中のリハビリの限界ー脳出血を起こした原因を解消すると

      • 2 年前
      • 視聴回数 5,218 回
      2014年11月12日に埼玉県上尾市で開催された「自分研究」ワークショップに脳卒中の後遺症を訴える方が参加されました cwポータルサイト …
    18. 5:35

      脳卒中後のシビレはこの筋で治る可能性があるですが…

      • 1 年前
      • 視聴回数 1,752 回
      脳卒中後のシビレは治らないのか?http://xn--mdki1ec4579albbc20bevewt1c79o2yf78f.com/
    19. 1:47

      13_脳卒中再生医療を行ったA Iさんの効果②

      • 2 年前
      • 視聴回数 487 回
      実際当院で脳卒中再生医療を行った患者A.Iさんの症状と効果についてお話ししたいと思います。脳卒中になられた方とご家族の方にはぜひ …

 

抗酸化と脳梗塞 – 抗酸化を極める

脳梗塞の原因・細胞の酸化

脳梗塞の主原因は「活性酸素」と言われています。

その理由を述べます。

一つは、活性酸素の直接攻撃によるものです。

活性酸素によって脳細胞が殺されます。

もともと、脳細胞は、活性酸素に非常に弱い状況にあります。

脳細胞は、不飽和脂肪酸を多く含んでいるので、活性酸素により容易に酸化されるのです。

酸化された不飽和脂肪酸は過酸化脂質に変質し、細胞膜が外部と物質の交換などができなくなり、細胞は、傷つき、死滅します。

過酸化脂質への変質は、精製前の植物油が、空気中の酸素に触れて悪くなる(酸敗)ことと同じ現象です。

この、酸化されやすい不飽和脂肪酸の代わりに、電子を奪おうとする活性酸素に電子を渡し、脳細胞を守ってくれるのが、抗酸化物質です。

つまり、抗酸化物質は、脳細胞の身代わりになり、活性酸素から酸化されるんですね。

脳梗塞の原因・血管ぼろぼろ化

二つは、「血管ぼろぼろ化」により、血管が詰まったり、破れたりすることにより脳梗塞が起きることです。

血液中に存在するLDL(悪玉コレステロール)が、活性酸素によって酸化されます。

この酸化LDLをマクロファージが食い殺し、血管の内皮の内側は、酸化LDLとマクロファージの死体の山となり、文字通り「死骸でできた血管」となり、血管がもろく、ぼろぼろになり、脳内の血管が破裂する危険性が高まります。

と同時に、死骸により血液の通路が圧迫され、狭くなり、脳梗塞になる可能性が高まります。

脳梗塞対策

抗酸化酵素が体内から十分補給されている若い年令においては、活性酸素の影響はまったく心配いりませんが、中高年になると、上述の現象が起きるのです。

そして、このダメージから脳細胞を守るためには、外部から「抗酸化物質を摂る」こと、つまり「抗酸化」が必要となります。

フリーラジカル(活性酸素)とは

フリーラジカル(活性酸素)とは、脳などの細胞が脳梗塞などで障害を受けた場合に、障害を受けた細胞から放出される「活性因子」です。この「フリーラジカル」が周りの脳細胞に影響を与えて、脳梗塞による被害をより広げてしまう「遅発性神経細胞死」という現象を引き起こします。
「脳が特にフリーラジカルからのダメージを受けやすいのには、二つの理由がある。一つは、脳が常に活発に働いている臓器であるため、フリーラジカルの生まれる温床になりやすいこと。脳細胞はエネルギーを作るために、常に血液と酸素の潤沢な供給を必要としている。これが、フリーラジカルの生成量を増やすことになる。二つ目の理由は、脳の50%が脂肪で出来ていて、酸化しやすい材料が豊富にあることだ。」 レスター・パッカー博士(米国、カリフォルニア大学バークレー校)

化学的に述べると次のようになります。 まず体内に入った酸素は他の物質と結びつく過程で、電子を1個余分にもらうことがあり、スーパーオキサイド・アニオンと呼ばれる、大変不安定で反応しやすい酸素に変わります。これが活性酸素の母体となり次々と他の物質と反応して、過酸化水素、ヒドロキシラジカルなどの第一次活性酸素を産生します。そしてさらに、この第一次活性酸素は脂質などと反応して、過酸化脂質や各種酸化物質をつくり出すのです。これらを一括して「活性酸素」と呼ばれています。

大切な脳を活性酸素から守る

脳と目に効くアスタキサンチン

大切な脳を活性酸素から守る

加齢による脳の衰えと脳疾患を予防

脳の中で活性酸素をやっつけるアスタキサンチン

脳は体の中で最もたくさんの酸素を必要とする器官で、その重さは体重の2%程度なのに、エネルギーの消費は全体の20%近くを占め、呼吸の際に吸い込む酸素の30~50%を消費しています。わたしたち人間がエネルギーを作り出す際に、いわば産業廃棄物として発生してしまうのが活性酸素ですが、エネルギー、酸素の消費量が多い脳では、絶えず大量の活性酸素が発生していると考えられます。さらに、脳の約半分は活性酸素の標的となりやすい脂肪でできています。このように脳は活性酸素によるダメージを最も受けやすい器官で、脳梗塞や脳出血などの脳疾患も活性酸素が深く関与していると言われています。
また、脳の神経細胞は加齢とともに減っていき、他の組織の細胞と違って、一度死滅すると再生することは極めて稀であると言われています。年齢とともに記憶力が衰えたり、思考力が低下したりするのはこのためです。ただでさえ減っていく神経細胞が、活性酸素のダメージによってさらに減ってしまっては大変!生命活動の中枢である脳を活性酸素から守ることは、わたしたちが生きていくうえでとても重要なことです。

もちろんわたしたちの体には活性酸素に対抗する酵素が備わっていますが、体内でつくりだされる抗酸化酵素は、加齢とともに減っていきます。脳の老化を最小限に抑えるためには、抗酸化作用のある物質を食べものなどで日常的に補っていく必要があります。中でも、脳の「関所」血液脳関門を通過することができ、強力な抗酸化作用を持つアスタキサンチンには、脳の衰えを防ぐ効果や、脳疾患予防への期待が高まっています。

脳保護療法(活性酸素除去剤)

脳保護療法(活性酸素除去剤)

活性酸素除去剤を用いる治療方法

脳梗塞の治療法として存在している「脳保護療法」とは、活性酸素除去剤を用いて活性酸素(フリーラジカル)を低減、脳梗塞による被害を軽減しようという治療法です。

活性酸素は細胞を傷つける

脳梗塞を起こすと、血流が止まることによって脳の一定範囲が機能停止します。これにより各種脳神経症状の発作が起きるのですが、この時点では、まだ脳細胞が壊死はしていません。また、脳梗塞の範囲に入っていても、微量の血流があって仮死状態に置かれている脳細胞も結構存在します。

しかし、脳梗塞により血流が止まった箇所では、血中に活性酸素が生成され、周辺細胞を傷つけるようになります。これにより、直接の血流停止以外でも脳細胞がダメージを受ける場合が有るというわけです。

脳梗塞による細胞のダメージを局限する

脳保護療法では、活性酸素除去剤(エダラボン)を使用してこうした活性酸素の悪影響を抑え、脳梗塞による脳細胞のダメージを局限しようとします。この脳保護療法は、発症から24時間以内を目安に施療します。それを超えると活性酸素発生も収まり、脳梗塞によるダメージ範囲が確定するからでしょう。

脳梗塞による二次被害を抑えるのが脳保護療法ですので、その他の治療法と同時並行で行われることが多く、特に脳梗塞の種類を選びません。しかし、腎臓機能に対してはダメージを与えるようで、副作用として急性腎不全を起こす例も報告されているようです。その他に明確な禁忌症はないようなので、比較的広く用いる事のできる治療法だということが言えるでしょう。

脳卒中の原因は

脳卒中の原因は
 脳卒中は突然発症しますが、発作にいたるまでにさまざまな発症の要因を積み重ねてきています。脳卒中が心配な人は、こうした発症の要因があるかどうかを自覚して、ある場合は一つでも減らすようにしていかなければなりません。
病気が進行して発病する 高血圧  現在わかっている発症の要因の中で最も危ないのが高血圧です。血圧には最高血圧と最低血圧がありますが、上が140mmHg以上、下が90mmHg以上を高血圧といいますが、そのどちらが高くても脳卒中が発症しやすくなります。
高血圧になって適切な治療を受けずに放置しておくと、約3分の2~4分の3の人は脳出血や脳梗塞を起こす可能性があるといわれています。これは脳の細い動脈が、長い間高い圧力を受け続けた結果もろくなり、破れて出血を起こすからです。
また、くも膜下出血も高血圧によって発症しやすくなります。くも膜下出血の主な原因は動脈瘤の破壊ですが、動脈瘤は、もともと体質的に血管の中膜が弱いところに、強い血圧がかかって血管の一部が膨らんで、そのうちに破壊するものだからです。
高脂血症  高脂血症は、血液が異常値を示すだけで特に何の症状もなく、周囲の人からも何ら変わりがないために危機感をもって改める人は少ないようですが、高脂血症の人は、脳卒中や心臓病を終着点とする高速道路の入口にさしかかっていると言えます。
高脂血症は高血圧や糖尿病とならんで動脈硬化の最大の要因であり。隠れた最大の死因の一つとも言えます。血液中のコレステロール値が高い状態が続くと動脈の内側の壁を傷つけて動脈硬化になりますが、動脈硬化は年齢とともに動脈に広がっていき、60歳代の後半には脳まで進行し、やがて脳梗塞を起こすことになります。
心臓病  現在、心臓病を持っている人、過去に心臓病を起こしたことのある人、または心電図に異常のある人は脳梗塞がおこりやすいとされています。また、心房全体が正常に収縮しないで、けいれん状態になる「心房細動」を持っている人の場合は、特に脳梗塞を起こす確率が持っていない人に比べて5~6倍高くなります。
糖尿病  糖尿病は、血液中に含まれるブドウ糖の濃度(血糖値)が異常に高くなる病気です。血液中のブドウ糖が過剰な状態が長く続くと、全身の動脈をはじめ、末梢神経などにも影響がでてきます。ブドウ糖が過剰な状態の血液は血管壁をもろくして傷つきやすなります。そうすると血液が凝固しやすくなって血栓ができる危険性が高まります。
日常生活の中で タバコの吸いすぎ  タバコが高血圧や動脈硬化を促進させる危険因子となることははっきりわかっています。その理由としては、たばこに含まれる一酸化炭素や炭酸ガス、炭化水素によって血液が酸欠状態になり血管壁が傷つきやすくなります。また、タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素によって血管が収縮して血圧が上昇します。
一回の喫煙で血圧の上昇状態は約15分も続き、これが何十本もタバコを吸うヘビースモーカーですと、血圧の高い状態が一日中続いていることになります。
特に、脳や心臓の血管がすでに動脈硬化を起こしているような場合には、1本のタバコが脳梗塞や心筋梗塞を起こす引き金になることもあります。喫煙はぜひ控えたいものです。
アルコールの飲みすぎ  脳梗塞やくも膜下出血は純アルコール量にして毎日平均日本酒で2合弱以上飲む高齢の男性は脳梗塞が起きやすいといわれています。これはアルコールが血圧を上げる作用があることと関係しています。
日本酒を3合以上飲むと、それが引き金になって脳卒中を起こしやすいという報告もあります。
大量のアルコールは脱水症状を誘発し、血液を濃くして固まりやすくすると考えられています。大量のアルコールの摂取は、肝臓障害はもちろんのこと、高血圧、脳卒中、糖尿病の原因にもなります。
肥満  肥満そのものが脳卒中を起こす原因になることはないのですが、肥満になると高血圧や糖尿病、心臓病などの生活習慣病になりやすいので、これらの病気をあわせ持つ肥満の人は脳卒中になりやすいと言えます。
特に高血圧については、肥満の人はそうでない人に比べて、3~4倍も高血圧になりやすいといわれています。肥満の人が高血圧になりやすいのは、肥満の人はインスリンの働きが悪く、血液中の余分なブドウ糖を処理するために、インスリンを大量に分泌する必要があります。その結果、過剰に分泌されたインスリンが血圧を上昇させるのです。
運動不足  肥満になるということは、食物からとり入れるエネルギーに見合ったエネルギー消費をする運動をしていないということです。余ったエネルギーが中性脂肪として蓄積されてしまうのです。そこから運動不足は肥満になりやすく、そのため脳卒中になりやすいという結果になります。
適度な運動を規則的な続けることは肥満を防ぐだけでなく、血圧を下げ、善玉のコレステロールを増加させて、新陳代謝をよくする効果があります。ということは脳卒中の危険因子の多くを減らすことができます。
ストレス  ストレス反応があると、普通は副交感神経が働いて興奮状態をしずめます。ところがストレスが長く続いたり、非常に強いストレスを感じた場合には、自律神経のバランスが乱れて、交感神経の興奮がなかなか治まらない状態になります。その結果、血液中の糖質が増え続けるので、血管壁が傷つきやすくなり、動脈硬化が進み、高血圧や脳梗塞などの原因となります。
またストレスは脳卒中の発作を引き起こすことがあります。血圧をコントロールしているホルモンは、普段はちょうどよい分量が分泌されていますが、強いストレスを受けると一時的に血圧が下がり、その状態から抜け出すために血圧を上げるホルモンを大量に分泌します。これがきっかけで脳出血を起こすことがあります。
加齢  動脈硬化は1種の老化現象であり年をとるとともに進行します。そして動脈硬化が進むにつれて、血圧も上昇し、高血圧と動脈硬化は悪循環を繰り返しながら悪化していきます。また、年をとると、血圧は高いのに、脳に送られる血液は減ってきます。
つまり加齢にしたがって動脈硬化が進み、そのため高血圧になり、脳の血流量が減って脳卒中を起こす危険性が高くなります。
統計的に、脳卒中は女性より男性に約2倍多く起こります。これは、男性のほうが動脈硬化の進行が約10年早いからだといわれています。女性の動脈硬化が遅いのは、女性ホルモンの働きが関係していると考えられています。女性は40歳代までは同じ年齢の男性に比べて、動脈硬化の主な原因となる高脂血症が少ない傾向にあります。
同様に高血圧も閉経期までは少なく、重症の高血圧は男性の3分の1以下です。これも女性ホルモンの影響と考えられています。
従って閉経後は急速に動脈硬化が進み、75歳くらいになると脳卒中の男女の割合はほとんど差がなくなります。
遺伝  脳卒中を起こした人には、しばしば両親や兄や姉妹にも脳卒中を発症していることがありますが、一般に、脳卒中は遺伝的な要因よりも各種の環境的な要因のほうが大きいと考えられています。
現在でも、脳卒中を引き起こすような遺伝子は発見されていませんが、発症の危険因子である高血圧、糖尿病、高脂血症、心臓病などの総和であると考えられています。
しかし、くも膜下出血では2親等以内の17%近くに、原因となる脳動脈瘤が見つかったという報告があります、これはかなり高い確率です。
また、一般に発症年齢が50歳以下と若い場合には、より遺伝の影響が大きいとされています。

脳卒中(脳血管障害)の原因と予防

脳卒中(脳血管障害)とはこんな病気

脳卒中は脳の血管が詰まったり、破れたりして、細胞に栄養が行かなくなり、細胞が死んでしまう病気です。
して、脳血管障害、脳梗塞、脳出血などの紛らわしい病名があるので、少し整理しておきましょう。

脳血管障害は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血に代表される血管に関る脳の病気の総称です。脳卒中は、脳血管障害が比較的急激に発症したものを呼びます。

脳卒中になる前触れとして、一時的に半身が麻痺する、手足がしびれる、ものが二重に見える、少しの間、言葉が出てこなくなる、といった症状が見られることもあります。しかし、症状があっても気づかないこともあるほか、すぐに症状がなくなるため安心して放置するということもあり、突然の発作を迎えることも多いようです。

脳卒中の症状は病気の種類や起こった部位によって異なりますが、次のような症状が急激に、あるいはゆっくりと現れます。

 ・体の片側が麻痺する          ・手足がしびれる
・言葉が出なくなる            ・人の言っていることがわからない
・ものが飲み込めなくなる        ・片目が見えない
・ろれつが回らなくなる          ・ものが二重に見える

このほか、くも膜下出血では激しい頭痛、嘔吐、けいれん、意識不明などの症状があります。また発作のあと寝たきりになると、使わない筋肉がこわばって動かなくなるなどの合併症を引き起こします。治療が遅れると症状が悪化し、再発作で命を落とすこともあります。

脳卒中で多いのは、血管が詰まるタイプの脳梗塞で、脳卒中死亡のおよそ3分の2を占めます。しかし、血管が破れる脳出血のほうが多い時代もありました。昔は栄養不良で血管が弱く、破れやすかったからです。飽食の時代といわれる現代では、高脂血症や糖尿病が多くなり、脳梗塞が起こりやすくなっています。

脳梗塞、脳血栓などの種類と症状

脳梗塞と脳血栓

脳に栄養分を送る血管が詰まるタイプで、①アテローム血栓性梗塞、②ラクナ梗塞、③心原性脳塞栓症の3種類があります。

●アテローム血栓性塞栓(脳血栓症)

動脈硬化によって動脈壁に沈着した粥状のアテロームのため、血管が狭くなって脳の血流が阻害され、血液が届かなくなった部分の細胞が死んでしまう病気です。アテロームが動脈壁からはがれ落ちて、末梢の血管が詰まったものもこれに分類されます。
アテロームはゆっくりと成長するため、症状はそれほど突然には現れませんが、徐々に悪化するので注意が必要です。

●ラクナ梗塞

脳の細い血管が詰まるもので、小さな梗塞がいくつも起きますが、症状がまったく出ない場合もあります。リスクファクターは高血圧です。

●心原性脳塞栓症

主に不整脈(心房細動)によって心臓に血栓ができ、その血栓がちぎれて脳に流れ込み、脳の血管を詰まらせてしまうものです。心房が十分に収縮しないため、よどんだ血液が固まってしまうというのが血栓のできる仕組みですが、不整脈自体が無症状のことも多いので、脳塞栓は急激に現れることが多くなります。また症状も激烈になる傾向があります。

脳出血

脳の中の細い血管が破れて出血し、血のかたまりができて、神経細胞を壊してしまうものです。高血圧や、年をとって脳の血管が弱くなることが原因で、活動中に頭痛、めまい、半身麻痺、意識障害などが起こります。脳卒中死亡の25%を占めています。

くも膜下出血

脳を保護している3層の膜(内側から軟膜、くも膜、硬膜)のうち、軟膜とくも膜の間にある動脈瘤が破れて、膜と膜の間にあふれた血液が脳全体を圧迫するのがくも膜下出血です。

突然激しい頭痛、嘔吐、けいれんを起こし、意識をなくして急死することもあります。危険因子は高血圧や動脈硬化です。脳卒中死亡の10%強を占めます。

最大の原因、動脈硬化と高血圧を防ぐ

脳卒中の最大の原因は動脈硬化です。最も多い脳梗塞の原因が主に動脈硬化であるばかりでなく、くも膜下出血も動脈硬化と高血圧が原因です。また、脳出血は高血圧を主な原因としていますが、高血圧は動脈硬化を起こす主な要因の一つでもあります。

ですから、脳卒中の予防法は高血圧に気をつけ、動脈硬化を引き起こすリスクファクターである高脂血症、喫煙、糖尿病、肥満に対して適切な自己管理を行なうことです。

高血圧症について

高血圧には、体質や生活習慣が関係する一次性高血圧症(本態性高血圧症)と、別の病気が原因で起こる二次性高血圧症(続発性高血圧症)がありますが、日本人の9割は前者だといわれます。

一次性高血圧症の原因はいくつかの要因が関っており、遺伝加齢喫煙、塩分の過剰摂取、肥満、運動不足、自律神経やホルモンに影響を与えるストレス動脈硬化などがあります。

食事は、ナトリウムを排泄させるカリウムや、血圧を下げる大豆ペプチドなどを多く含む食品を多く摂ります。そのほか動脈硬化を防ぐための食事も併用します。血圧の高い人は医師の指示に従い、減塩運動を継続的に実行してください。

   TOP   HOME

脳卒中の症状と予防法 | 千葉脳神経外科病院

www.chiba-nougeka.or.jp/brain/

三大成人病のひとつ、脳卒中はある日突然襲ってきます、多くは何の前触れもなしに。 しかし、脳卒中の原因となる高血圧や動脈硬化は、程度が進むといろいろな症状をあらわすものです。 気がかりな自覚症状があったら迷わず専門医の診療を受けてください。

脳卒中の症状と予防法

三大成人病のひとつ、脳卒中はある日突然襲ってきます、多くは何の前触れもなしに。
しかし、脳卒中の原因となる高血圧や動脈硬化は、程度が進むといろいろな症状をあらわすものです。
気がかりな自覚症状があったら迷わず専門医の診療を受けてください。

脳卒中とは

脳は生命をつかさどる、最も重要な臓器です。脳にはたくさんの血管が走っていて、酸素や栄養を供給しています。これらの血管が詰まったり、破れて出血したりして起こる病気を脳卒中といいます。詰まるタイプが脳梗塞。出血するタイプが脳出血です。いずれも、麻痺や言語障害、意識障害などの症状が出現します。

脳梗塞 − 血管が詰まるタイプ

脳梗塞とは、脳血管が閉鎖したために起こる疾患です。脳梗塞の部分は酸素と栄養が行き渡らなくなるために脳細胞が壊れてしまいます。

脳塞栓

心臓にできた栓子が脳の血管をふさぐ(急激)

脳塞栓

脳血栓

動脈硬化のため血小板がかたまった血栓(ゆるやか)

脳血栓

脳出血 − 出血するタイプ

脳出血とは、脳内部の動脈が切れ出血することで生じる疾患です。脳出血が生じることで脳実質が破壊され神経細胞が死んでしまいます。

くも膜下出血

脳動脈にできたコブが破れ、くも膜下腔に出血

くも膜下出血

脳出血

ミシン糸くらいの脳血管が破れて出血する

脳出血

その他の疾患

一過性脳虚血発作 一時的に栓子が血管をふさぐ(すぐ開通する)
脳腫瘍 脳の中にできた腫瘍が圧迫して、鋭い頭痛や吐き気などがする
脳動脈瘤 脳の血管(動脈)の一部が膨らんで弱くなる。くも膜下出血につながることもある
脳動静脈奇形 脳の一部で、異常な血管を介して動脈と静脈がつながっている状態で、けいれんを起こしたりする
もやもや病 脳の太い動脈がつまり、補うために周りから細い血管が発達して、鋭い頭痛などを起こす

こんな症状があったら危険信号

  • 風邪でもないのに頭痛
  • 急に生じためまい
  • 手足のしびれ
  • ろれつが回らない
  • ものが二重に見える
  • 貧血や耳の病気がないのにめまい
  • まっすぐに歩けず、歩行が不自由
  • 直線が書けない
  • 箸が上手に使えなくなった
  • 意識がなくなったことがある

早期発見と予防対策

脳卒中は三大生活習慣病の一つで、発病すると、死の危険があり、体の麻痺や言語障害、意識障害などの後遺症を残すことが多い病気です。
現在、日本の死亡原因はがん、心臓病に次いで脳卒中になっていますが、数十年前までは脳卒中が死因のトップでした。これは脳卒中が減ったわけではなく、医療の進歩により死亡する人が少なくなったに過ぎません。死亡率の高い脳出血は減りましたが、人口の高齢化に伴い、脳卒中の6割を占める脳梗塞の患者数は増加しています。
脳卒中は発病する前に予測して、発病を防ぐことができる病気です。
脳卒中を引き起こす主な原因は動脈硬化です。その動脈硬化を招く要因としては、高血圧症、高脂血症、糖尿病、喫煙などが挙げられます。つまり、脳卒中は生活習慣病が要因となっているのです。脳ドックで早期発見し、普段の生活を見直せば、脳卒中は予防することができます。

脳卒中予防の4大ポイント

  1. 30代から自分の血圧を知り、コントロールする心がけを
  2. 塩分控えめの食生活と、コレステロールを減らす
  3. 仕事を離れてリラックスできる趣味を持つ。適度な運動も
  4. 40歳になったら脳ドックを受診し、脳の健康状態を常に把握する